2018.08.20 Mon

コーポレートサイトリニューアル Column vol.6【リリース10ヶ月後の経過報告と運用で行ったこと】

こんにちは、ジーニアスウェブの横山です。
今回は、当社コーポレートサイトリニューアルのリリース10ヶ月後の経過報告と運用で行ったことを記事にします。
先に結論を申し上げると、
「自社サイトや自社サービスのグロースハックを行うことは、得るものが非常に多い」
ということです。

まずは経過を数値ともに報告

ドメイン全体のアクセス数を見てみましょう。
昨年の10/6にリリースをしたので、「2017/10/07 – 2018/08/17と2016/11/26 – 2017/10/06」のリニューアル前とリニューアル後の同期間で見てみます。

ドメイン全体のアクセス数


アクセス数はなんと2倍に。なのですが、当社ドメインのアクセスの多くは毎日更新しているブログです。なのでリニューアルとは直接関係はありません。
ブログを除いたアクセス数を出してみましょう。

ブログを除いたアクセス数

PV数は約3倍以上に。アクセス数だけ見るとかなりいい感じですね。
アクセス数が増えた要因は様々です。

・ブログの流入が増え、サイトへの流入も増えた
・SEO効果
・広告効果

などが考えられます。ただ広告は月に2〜3万円ほどですし、メインキーワードのSEO順位もさして変わらないので、アクセスアップに関しては、やはりブログが大きいと言えます。
次にコンバージョン数を見てみます。

コンバージョン数

コンバージョン数も約3倍になりました。
リニューアル後、問い合わせは格段に増えました。Column1でも書きましたが、問い合わせの質にも変化があります。
(その分営業の問い合わせもめちゃくちゃ増えましたが、、、)
これらの数値を見る限りはリニューアルとしては成功と言っても問題ないと思います。
リニューアル後は、大きくは変更はしていませんが、私主体で運用を行っています。
なぜ自分主体でやろうと思ったか?理由は2点です。

1) 楽しいから
2) いろいろ試せるから

超シンプルです笑

運用面で行ったこと

ブログの改修

まず最優先で行ったのは、ブログのリデザイン。

今見ると旧デザインはひどいですね笑
コーポレートサイトに併せてデザインの載せ替えを行いました。
一部改修も行っています。

関連記事の機能強化

ブログ用のレスポンスデバイスの追加


こういった細かいところも最適化を行うことで、PV増加やコーポレートサイトへの誘導強化に繋がります。

ブログのAMP化


ブログに関しては、google推奨のAMPに対応しました。
確認をするには、スマホで記事を検索していただくか、URLの後ろに/ ampをつけるとAMP版のページを閲覧することができます。
Ex) https://www.genius-web.co.jp/blog/catchcopy/amp

ブログの記事のクオリティアップ

当社はブログを毎営業日、スタッフが持ち回りで記事を書いています。
リニューアル以前は、継続を第一にしていたため記事の内容にはそこまでこだわっていませんでした。今年は記事のクオリティアップを目標にし、タイトルや記事の内容などをチェックしてスタッフにフィードバックを私自身が行っています。
正直まだまだですが、少しづつよくなってきました。アクセス数には貢献しているので継続することの効果は少なからず出ていると思います。

タイトルの指摘

画像の指摘

定期的な更新コンテンツ



主に制作実績やニュースリリースを定期的に更新しています。
当社の事業特性上、特に制作実績はよく見られているので、すばやく定期的に更新を行っています。CMSを使っているので更新作業自体は誰でも更新することができるため更新の手間もすごく少なくなりました。
ニュースリリースも可能な限りアップするようにしています。
以外とニュースリリースの記事からの流入もけっこうあるんですよね。
例えば、下記のニュースリリース記事は「indeed 正規代理店 大阪 」などのキーワードで8位です。たったこれだけの文章ですが、割と早く上位表示されました。

機能追加

いくつか機能も追加しています。

多言語対応


wovnという多言語化ツールを使用して英語対応をしました。

トップにブログ記事表示


もともとはありませんでしたが、RSS feedを使用して最新記事を取得して自動表示させています。

GDPR対応


EU一般データ保護規則の対策として、クッキーの承認機能を追加しています。

メニューページの追加

20~30pほどを目標に新たにメニューページの量産を現在進めています。
メニューページを今回追加した理由は以下の3点です。

1) サービス名称などのキーワードからの流入が期待できる
2) 広告のランディングページとしても使える
3) 動的検索広告のテスト(DSA・DAS)

まぁほぼ3)のためですが。
動的検索広告を有効に使うためには、ページの構造化とページボリューム、タイトルや文章が鍵を握るため、下記のような構造にしています。

カテゴリページ


https://www.genius-web.co.jp/menu/

詳細ページ


https://www.genius-web.co.jp/menu/ec-cube/

リスティング広告

広告については、月1〜3万円ほどしか使っていません。
ほぼいろいろ試すためのテストでやっています。

ニッチなキーワードのみの検索広告


一部のキーワードのみ出稿しています。実際に出稿することでどれほど需要があるか?ということも察知できます。

事例集へ誘導するリマーケティング


制作事例や会社概要など、特定のページのみをリマーケティングリストとして設定しています。そのため少額ですが、高パフォーマンスを維持しています。

youtube広告


特定の県且つ特定の年齢層のみ、月5000円ほどで出稿しています。
採用活動の一環としてブランド認知を上げるためです。
視聴単価は2円です。

動的検索広告(DSA・DAS)


特定のページカテゴリで設定しています。
新しい機能が出るとなるべく自社サイトでテストをするようにしています。
実際にテストしてみると、同じ機能でもgoogleとyahooでは大きく違う動きをすることがわかったりと、実際にやってみることで機能をより把握しやすくなりお客様への提供もスムーズにいきますね。

自社サイトの運用を積極的にしてみて感じたメリット

普段はクライアントワークがメインの私にとっては、自社サイトの運用は非常に貴重な機会です。
自身で実際に行った施策が直接、問い合わせや電話などの実際の反応として上がるので、
何がどのようにどうやって効いたかが、掴みやすく、肌で感じるように実感があります。
「あー、こうするとこうなるんだぁ」というのがわかるというか、
うまく説明できないですが、
例えるなら、車の後部座席にいるのと、実際に運転することとの違いのような、そんな感じです。
カンタンにメリットをめとめると、以下の3点です。

・反応が出るので楽しい
・いろいろテストができるので実務に活かせる
・実力がつく

まとめ

いかがでしたでしょうか?
やはりサイトは運用してナンボです。
施策が当たらないときもありますが、それも含めて運用をしていくことで生きたサイトになり、結果につながることもあります。
是非、ご参考にしていただければ幸いです。
にしても、リニューアルして約10ヶ月ですが、
もう新しく変えたい気持ちです。飽き性なのもありますが、いろんなSPEEDがとてつもなく早く、もう今のクリエイティブですら普通になってしまっているので、2年スパンくらいで大きく変えないといけないかもしれませんね。
コーポレートサイトリニューアル Column 2017の記事一覧はこちら

WRITERこの記事を書いた人

横山祐樹

横山祐樹

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

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