2016.04.08 Fri

「あなたが売っているもの」と「お客様が買っているもの」

こんにちは。ジーニアスウェブの有村です。

先日MacBook Proを買ったは良いものの、Retinaディスプレイの画面の狭さに耐え切れず、スペース拡大表示で使用し始めました。

ノート型のMacとWindowsはノートPCという括りでは同じですが、購入するお客様からみたらどちらを買うかによってその価値は違ってきます。

Macの良い所

  • ディスプレイが綺麗(Retinaディスプレがある)
  • トラックパッドの使い勝手が良い(マウスが必要無いくらい)
  • バッテリー駆動が長い(MacbookAirなら12時間など)
  • なんだかオシャレ(カフェでMacは鉄板)

Windowsの良い所

  • とにかくソフトが多い(確定申告などもWindows向け)
  • ゲームが多い(PCゲーマーはWindows一択)
  • 対応周辺機器が多い(メーカも多いので比較的安いのも○)
  • シェア率が高いので困ったら調べればすぐに分かる

以上は私がぱっと思いつくMacとWindowsの良いところです。
同じノートPCでもその用途は違ってきますね。
(Macの方が写真を扱う人には向いているとかそういう細かいことは言わないでください^^;)

今回私がMacBook Proを購入した理由は以下のようになります。

業務中に会社でいろいろ部屋を変えながら 仕事が出来るPCが欲しい」

私は業務中、席を移動する事が多いため軽くて持ち運びが楽で、バッテリー駆動が長いノートPCということでMacにしました。

Macを選ぶ別の人はこうのような理由かもしれません。

昼休みにカフェでオシャレ感を演出しながら なんとなくPCを開く」

またWindowsを買うある人はこういう理由もあります。

休日に自分の部屋でストレス発散しながら PCゲームをしたい」

このように、
「あなたが売っているもの」はノートPCであっても、
「お客様が買っているもの」はノートPCを買って得られる価値(ベネフィット)なのです。

お客様はPCというモノが欲しい訳ではなく、
インターネットが出来て文章が書けて表計算が出来ることがしたいのです。
または高画質のゲームを楽しみたいなど様々です。

あなたが販売する商品は、どのようなお客さまが欲しがるのか?
お客様が求めるニーズによって打ち出し方が変わって来ますね。

例えばMacなら ディスプレイが綺麗 や 起動時間が速い と言われても、私には刺さりませんでした。今回の私は先ほど言ったように、持ち運びが楽で長時間使える事が目的だったからです。

しかし、実際に自分の商品を売ろうとすると、そういった機能面ばかりを打ち出して、お客様が本当に得たい価値がわからなくなることがあります。

そういった時は「TPO」を基準に考えてみるとわかりやすくなります。

T・・・Time(時間)
P・・・Place(場所)
O・・・Occasion(場合)

それでは私の購入動機例を見てみましょう。

業務中(T)会社で(P)いろいろ部屋を変えながら(O)

ここから、持ち運びが楽なPCを求めているという事がわかります。
さらに、各部屋に電源があるとも限りませんので、バッテリーは長く持つ方が良いということも想像できるでしょう。

もっと身近なもので「あんぱん」を例に上げてみます。
あんぱんを欲しがる人は、

朝(T)ふとんの中で(P)寝転びながら(O)
と考えると、「朝、中々起きられない人の朝ごはん」という価値がわかります。

夕方(T)会社の給湯室で(P)こそこそ隠れながら(O)
と考えると、「小腹の空いた夕方に手軽に食べれるおやつ」という価値がわかります。

このように商品を買う人の状況を考えみると、商品の打ち出し方も考えやすくなるのではないでしょうか。

 

WRITERこの記事を書いた人

有村径太

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