2017.06.29 Thu

意外と知られていない!?Google動的検索広告を使うことで得られる5つのメリット

%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97
みなさん、こんにちわ。

今回は、ECサイトや複数ページを運営されているクライアント様には欠かせないと言っても過言ではない、「動的検索広告(DSA:Dynamic Search Ads)」の仕組みと、使うことで得られるメリットについてご紹介させていただきます。

動的検索広告が表示される仕組み


通常は検索広告というと、キーワードがトリガーとなって Google の検索結果に表示されますが、動的検索広告では、あらかじめ設定しておいたターゲティング(どのページを広告掲載対象にするのか)を元に、ユーザーの検索語句とウェブサイトのコンテンツに基づいて動的に生成された広告が表示されます。

図で表すと、以下のようになります。

dsa%e5%ba%83%e5%91%8a%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e3%81%ae%e4%bb%95%e7%b5%84%e3%81%bf

※広告文のタイトルとリンク先URLが自動生成され、説明文は管理画面から手動で設定を行います。

動的検索広告を使用することで得られるメリット


1、広告の掲載対象とするページを柔軟に管理できる

・すべてのウェブページ: Google のウェブサイトのインデックスに基づいて広告の表示対象となる検索語句を設定し、その語句に関連した広告を生成します。

・特定のページ: サイトのカテゴリ(「靴」など)や特定のウェブページに基づいた動的検索広告キャンペーンを配信します。次のように特定の語句や文字列をターゲットにすることもできます。

– タイトルに特定の語句を含むページ
– URL に特定の文字列を含むページ
– 特定の語句を含むページ

ページフィード: スプレッドシートを使用してターゲットを絞り込みます。フィード全体またはフィードの一部をターゲットに設定できます。たとえば、「夏季限定」や「ギフト」に関するページにラベルを付けておくと、そのラベルを付けた URL のみをターゲットに設定することもできます。

この機能は、2017年3月に追加された機能です。ページ構成が複雑で、整理されていないウェブサイトであっても運用者側でページ情報を整理し、ラベル単位で出し分けを行うことが可能になりました。

 

2、通常の検索広告と比較して、クリック単価が下がる傾向

ユーザーが検索した検索語句とぺ一ジのコンテンツの内容を元に広告文・リンク先URLが生成されるという性質から、ユーザーが求めている情報に合う広告文が表示される確率が高いため、クリック率が高い傾向となります。

クリック率は、品質スコアに大きく影響しますので、高いほど品質スコアが上がり、結果的に低い入札単価で広告ランク(広告掲載順位)を引き上げることが出来ます。

 

%e5%93%81%e8%b3%aa%e3%82%b9%e3%82%b3%e3%82%a2

 

%e5%ba%83%e5%91%8a%e6%8e%b2%e8%bc%89%e9%a0%86%e4%bd%8d

 

また、3語以上で構成されるようなロングテールキーワードでは、競合が買っていないということもあり、クリック単価を抑えることが出来るというケースもあります。

3、3語以上からなるロングテールキーワ一ドで検索したユーザーに対し、自動的に適切なページを表示出来る

動的検索広告が表示される仕組みからも分かるように、ユーザーの検索語句を元に、Googleが適切であると判断したページがリンク先URLとして指定されます。

こちらについては、事前に見込みのあるあらゆるキーワードを登録しておいたり、部分一致の拡張で拾うなどして、それぞれグルーピングを行い、適切なページを表示出来るようなアカウント構造にしておくことでもある程度は対応が可能です。

しかし、次々に商品が増えていくようなECサイトでは、その都度対応が必要となり、効率が良いとは言えません。

人が行うと膨大な手間がかかる作業を、自動化出来るということが大きなメリットだと言えます。

4、検索を行う顕在層のユーザーの中でも、さらに詳細な検索を行っているモチベ一ションの高いユーザーにアプローチ出来る

ロングテールキーワードで検索するユーザーは、明確な目的が ある状態で検索をしてきており、購入に至る確率が高いとされています。

その場で購入に至らなかったとしても、リストを貯めるという観点から見ると、モチベーションの高いユーザーのリストを貯めることが出来ますので、リストの質は上がります。

動的検索広告であれば、比較的安いクリック単価でリストを貯めることが出来るのもメリットと言えます。

5、ページの変更に合わせて広告が自動的に更新される

Google のインデックスに登録されているページが変更されると、ウェブサイトに対するクロールが再度行われ、広告の内容が最新の状態に保たれます。

頻繁に在庫状況が変わるECサイトでは、「売り切れ」や「在庫切れ」などの語句を含むページの除外設定を行っておくことで、その都度広告配信のON・OFFを行う作業を無くすことが出来ます。

 

動的検索広告が向いていないウェブサイト


テキストの量が少なく、画像が多い・フラッシュを多用しているページには正しく表示されない場合があります。

また、ブランディング重視で広告文で勝負していきたい!というクライアント様には不向きな広告かもしれません。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

動的検索広告が掲載される仕組みを知ると、ページのコンテンツを充実させておく必要があるということをより一層感じることになります。ページにテキスト量が少ないウェブサイトでは、インプレッションが伸びずに期待する成果が得られないこともあります。

サイト運営者と広告運用者が協力して改善に取り組むことで、SEOにも効果を発揮する施策と言えます。それでは。

引用:https://support.google.com/adwords/answer/2471185?hl=ja

WRITERこの記事を書いた人

志々目

東京オフィスにて、PPC広告のアカウント構築・運用、ソーシャル広告の運用を担当しております。

東京オフィスにて、PPC広告のアカウント構築・運用、ソーシャル広告の運用を担当しております。

FREE DOWNLOAD

顧客獲得に成功した24社の成功事例を1冊にまとめました。
顧客獲得にお困りの方も、そうでない方も、一度お読みいただくことをお勧めします。

MORE VIEW