2017.04.12 Wed

配色に悩んだ時に使える!8つの配色技法

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みなさんこんにちは、小野です。

人間の目で見分けられる色は750万色以上あると言われています。
その中から色の配色を決めるってとても難しいですよね。
前回の記事ではターゲット層や業種にあった配色をいくつか参考サイトとともにご紹介させていただきましたが、そもそも配色にはいろいろな技法があります。
今回はカラーに関する記事第4弾!
ということで配色に悩んだ際に役に立つ8つの配色技法についてご紹介させていただきます。
第1回目のカラーの記事で色相、明度、彩度、トーンなどカラーデザインに関する基礎用語をご紹介しているのでそちらもご覧ください。

■色相に類似性のある配色

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ドミナントカラー配色
ドミナントカラー配色は色相を同一か少し変えて組み合わせた手法です。ドミナントは「支配」「優勢な」という意味を持っています。
同じ色相(あるいは近い色相)を選択し彩度や明度の異なる色を組み合わせることで、統一感を与えることができ、色そのものが持つイメージを前面に押しだすことができます。
色相に統一感がある場合は隣接・類似色相から選択することも可能です。

ドミナントトーン配色
ドミナントトーン配色はあるトーンで統一された多色配色のことをいいます。
トーンが同じであれば色相は自由に選択することができ、色相が違っても統一感やにぎやかな印象を与えます。
例えば乳児服売り場は薄いピンクや薄い青など淡い色合いで色相もバラバラですが、統一されたトーンによって赤ちゃんの柔らかいイメージをより想像することができます。

■トーンに類似性のある配色

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トーンオントーン配色
トーンオントーン配色は色相を統一し、トーンに大きく差をつけた配色技法のことです。
色相は同一、もしくは隣接・類似色相から選択しトーンは自由に選択することができ、明度差を大きくすることでメリハリのついた配色にすることができます。
色味が揃うのでドミナントカラーの一種でもあります。

トーンイントーン配色
トーンイントーン配色はトーンオントーン配色の逆で、トーンが揃っていて、色相に差のある配色のことです。
色相が離れていてもトーンを揃えることでまとまりのある配色にすることができます。
トーンが揃うのでドミナントトーン配色の一種となり似ていますが、トーンイントーンの方が「明度差が小さい」配色です。

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カマイユ配色
カマイユはフランス語で「単色画法」のことをいいます。色相・彩度・明度の差がほとんどなく、統一感はありますが遠目で見ると単色に見えぼんやりとした印象を与えることがあります。
ファッション業界ではよくこの配色が使われるみたいです。

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ダイアード配色
ダイアードは「2つの」といった意味を持っており、色相環を2分割した位置にある色相同士の配色のことをダイアード配色といいます。
つまり補色同士の配色のことをいいます。高彩度のダイアード配色はコントラストが強く不快な印象を与えがちなので配色をする際には注意が必要です。

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トライアド配色
トライアド配色は色相環を3分割した位置にある色相同士の配色のことをいいます。
色相環上を正三角形にとるのでバランスのとれた安定感のある配色となります。

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スプリット・コンプリメンタリー配色
スプリットは「分裂」、コンプリメンタリーは「補色」といった意味を持っており、色相を2分割にしその一方を両脇の2色に分裂させた配色技法のことをいいます。色相の大きな変化と類似性の両方をもった配色になります。

今回ご紹介した配色技法は基本となる一部ですが、たくさんの方法があります。
ぜひ参考にしてみてください。それでは。

WRITERこの記事を書いた人

小野

小野

宮崎オフィスで主にデザインを担当させていただいてます。

宮崎オフィスで主にデザインを担当させていただいてます。

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