2017.02.10 Fri

黄金比・白銀比を使いこなせば、先輩デザイナーに勝てる!

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皆さんこんにちは。ジーニアスウェブ長友です。

いきなりですが皆さん、自分のデザインに対して自身を持って「私のデザインをは美しく見せれる」や「このデザインだったら○○先輩に勝てる!」
または、他のデザイナーの作品を見て「美しい」と思ったことがありますか?
私の場合だと、自分のデザインに自身を持つことがありませんが、他の方が作成された作品やデザインを見て「美しい」と思ったことがあります。
デザインを行う上でやはりセンスがある方が良いデザインを生み出すことができます。
ですがセンスがなくともデザインのルールを覚えることやデザインの理論に沿ったものにするということも重要です。

そんな「もっとよくデザインを美しく見せたい!」方や、自分の目標としている先輩デザイナーに追いつくであろうデザインの知識「黄金比・白銀比」についてご紹介させていただきます。

知ってる方もそうでない方も参考にしていただけるとありがたいです。

黄金比

黄金比は、貴金属比の中でも最もポピュラーな存在で、古代ギリシア以来「神の比」とも呼ばれており安定で美しい比率だと言われております。
また別名があり、中末比(ちゅうまつひ)や外中比(がいちゅうひ)と呼ばれることもあります。

そもそも黄金比を発見したのはエウドクソス(紀元前408年頃~紀元前355年頃)で、その後古代ギリシアの彫刻家であるペイディアス が初めてパルテノン神殿建設時に使った言われおり、1800年代に入ると人類が最も美しいと感じる比率と多くの人に知れ渡り「黄金比」と呼ばれるようになりました。
海外の建築物ではサグラダ・ファミリア、日本でも鹿苑寺金閣をはじめとした建築物に用いられ時代、国境を越え人々を魅了している比率です。

黄金比を使った身近なものとしては
・名刺
・カード類
・郵便ハガキ
です。
また黄金比は自然界にも多く存在しており、松ぼっくりのかさや花びらの数、葉の生え方においても発見することができます。
実際に黄金比を利用して、どのようにデザインを改善すればよいのかをご紹介します。

重要部分としては、レイアウトや余白スペース、コンテンツ、イメージ写真やロゴデザインなど、さまざまな構図に適用することができるというところです。

■レイアウト寸法に黄金比を利用
レイアウトの寸法を決めるときに、黄金比をガイドラインとして利用してみましょう。もっともシンプルに黄金比を取り入れる方法として、1:1.618の比率で寸法を決めましょう。
たとえば、ウェブサイトで典型的な960pxを考えたとき、1.618で割り算することで、594pxという、高さを決定することができます。
さらにレイアウトに黄金比を利用し、2カラムに分割してみましょう。この方法をすることによって調和の取れた美しい見た目を実現することができます。

■余白スペースに対して黄金比を利用して配置
どのようなデザインでも、余白スペース確保が重要になります。使用方法によってはデザインを良くすることもできますが悪くなることもあります。
では黄金比を利用してみましょう。各正方形にそれぞれデザインパーツを配置してみます。
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直感的な配置よりもデザインを魅力的にし、黄金比を利用して微調整をすることで、見た目をガラリと変えることができます。
いくつかのデザイン要素を並べる場合、以下のようにいくつもの黄金比を組み合わせることで、統一感のある美しい見た目のデザインを表現することができます。

■コンテンツに対して黄金スパイラルをトレース
黄金比によってできる螺旋スパイラルを、コンテンツの配置場所を決めるガイドとして活用することができます。人間の目は、もっとも細部ディテールまで表現され、スパイラルの中心に注目を集めます。螺旋スパイラルの中心に配置するように心がけましょう。
※ちなみにPhotoshopの切り抜きツールにも入ってます!
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■イメージ画像を三分割法を利用しよう。
イメージ画像においての構図は、見る方へ重要な情報を伝えたり、美しいデザインを作成するのに重要になります。イメージ画像に黄金比を利用することで、重要なデザイン要素に視線を誘導する手助けしてくれます。黄金比を利用して、イメージ画像を縦横それぞれ3分割してみましょう。

■ロゴデザイン作成の時は黄金サークルを利用しよう。
黄金比を利用することによって均等の取れた美しい正方形や長方形を作成できるのと同様にサークル円に適用することもできます。
黄金比を利用したサークル円「黄金サークル」は美しい見た目を表現するだけでなく、統一感のあるロゴデザインにも適用することができます。

白銀比
白銀比は黄金比と同じくらい知られており、古くから使用されている比率です。
よく日本建築などが事例として紹介されますが、身近なものでは「用紙」があります。
みなさんがよく使うであろうA判(A3、A4など)やB判(B3、B4など)の紙が白銀比になっています。

まず正方形を描き、左下角の点を中心にして円弧を描きます。正方形の底辺を右方向に延長させていくと円弧の線とぶつかることによって正方形の底辺と延長した線の長さが白銀比の関係になります。この長方形を「三分割法」で9つに分割すると、それぞれが白銀比の長方形になっています。
ドラえもんやハローキティのようなかわいらしいキャラクターの多くは白銀比に収まっていると言われています。

まとめ
いかがだったでしょうか?今回ご紹介した方法を参考にしてこれからデザインを作成する場合は、誰が見ても「美しい!」と言われるようにしていこうと思います。次回は、写真補正についてのご紹介をさせていただきます。それでは。

WRITERこの記事を書いた人

長友 勇介

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