2016.02.09 Tue

検索広告における効果が高い改善方法とは?

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みなさん、こんにちわ。志々目です。

今回は、個人的に効果テキメンだと感じている”検索クエリ”を用いた改善をご紹介いたします。

検索クエリ = ユーザーがGoogleやYahooで検索する時に入力する単語・フレーズ

例えば、もうすぐバレンタインですがチョコレートを買おうと思っている人が、以下のように検索画面に入力した単語に対して自分の広告が表示された場合のみ、管理画面上でその内容を確認することが出来ます。

“チョコレート 高級”
“ウィスキーボンボン”
”バレンタイン クッキー”

それでは、具体的な改善内容についてご説明していきたいと思います。

検索クエリの見方

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管理画面からログイン後に、キーワードタブ >>検索語句の順に押下します。
(集計期間は、右上のボックスから指定できますので、見たい期間を選択します。)

以下は、実際に表示される検索クエリの一部です。左の列が、検索クエリになります。

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検索クエリからの分析と改善
ここでご紹介する検索クエリは、ごく一部ですがこの短い内容の中にも広告の改善、サイトの改善に役立つヒントがあります。
(用語の説明)
コンバージョンに至ったクリック → 購入された回数
費用/コンバージョンに至ったクリック→1回の購入にかかった広告費

今回は、赤枠内のギフト系の単語を例にします。

この一覧を見るときのポイントは、「コンバージョンに至ったクリック」の数が多く、「費用/コンバージョンに至ったクリック」が低い検索語句を見つけることです。まずは、この観点で絞った候補の中から、以下に記載するような内容の分析を行っていきます。

1ステップビジネス(買い物かごビジネス)の場合は、以下の表が目安になります。

低単価(~2万円)の1ステップビジネスの場合
クリック率(クリック数÷表示回数)・・・2~10%
コンバージョン率(コンバージョンに至ったクリック÷クリック数)・・・0.5~5%

目安にはなりますが、この内容を念頭において赤枠内の検索クエリがどのくらいの数値になっているかを計算します。

上記の踏まえて見てみると、今回の場合はクリック率は約5%、コンバージョン率約2%になりますので、
クリック率は悪くないですが、コンバージョン率がもう少し上がるのではないか、というところです。

コンバージョン率を上げるためには、購入してもらいやすいサイトに改善していく必要があります。
以下は、サイトのデザインというよりも最低限載せておいたほうが良い要素になります。

・商品の組み合わせを何種類か用意し、贈る人数や相手によって選べるようにする
・包装(のし等)をどのようにしてくれるのかを、分かりやすく載せておく
・お客さんのレビューを載せる

広告側で出来ることもあります。
サイトリンク表示(下記赤枠)に、”お客さんのレビュー”を表示させ、直接飛ばすようにします。
これは、さらにクリック率を上げるために行います。
サイトの改善でコンバージョン率を上げ、広告側ではサイトに訪れる人の数を増やすということを並行して実施することがベストです。

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そして最後に、クライアントさんにとっては重要な部分になりますが、リピーターになってくれる客層を見極めることです。

この改善は、広告運用者だけでは判断出来ない部分になりますので、クライアントさんとの打ち合わせにより、リピーターに繋がるターゲット層をお伺いして相性の良い方に広告が配信されるように対策します。
年齢、地域、デバイスでも広告の配信に強弱をつけることが出来ますので、現場の声は積極的に広告やサイトの改善に反映させていくことが重要です。

それでは。

WRITERこの記事を書いた人

志々目

東京オフィスにて、PPC広告のアカウント構築・運用、ソーシャル広告の運用を担当しております。

東京オフィスにて、PPC広告のアカウント構築・運用、ソーシャル広告の運用を担当しております。

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