こんにちは、小野です。
さて、皆さんはホームページの印象を決めるものは何だと思いますか？
文字やタイトルは意識して読むものですが、意識せずに目に入るものがあります。
それは「色」です。
webデザインをしている方で一番最初に悩むのは「配色」だと思います。
配色は「誰がターゲットなのか」「その商品からどのようなことを連想するか」を考えることが重要です。
色が与える印象は大きいものであり、配色を変えるだけでユーザーに全く違う印象を与えます。
今回はターゲットや業種にあった配色について参考サイトと共にご紹介していきます。
目次／このページでわかること
女性向け
女性向け配色はピンクや赤や清潔でクリアな配色が使用されているサイトが多いです。パステル系であれば幼いふんわりとした柔らかい印象、ビビッド系は元気で活発な印象を与えます。
対象が若い大人の女性であれば元気な印象を与える明度や彩度の高い色、大人の女性であれば落ち着いた印象を与える明度や彩度を落とした配色が良いと思います。
大阪樟蔭女子大学 受験生応援サイト
http://cheer.osaka-shoin.ac.jp/
長崎県島原市の産科・婦人科・麻酔科 山崎医院
http://www.yamasaki-iin.com/
男性向け
男性向け配色は黒やグレー、青などで「クール、かっこいい」などの印象を与えるものが多いです。
色数も少なめにして配色することで男らしさを表現することができます。
大人のための数学教室 和®（なごみ）
http://imakarasuugaku.com/toukeigaku_lp/
子供向け
子供向けの配色はポップで明るい色や、パステル系の色を使用していることが多く、「楽しそうな、明るい、賑やかな」といった印象を与えます。
子供向けといってもターゲットが子供を持っている親か、子供（小学生）だけで見るサイトか、子供と親が一緒に見るサイトなのかといったように状況によって配色もデザインも大きく変わってきます。
幼児期は暖色系のパステルカラー、少し成長すると寒色系も加えたビビットな色が好まれるようです。
たかみ幼稚園
http://takami-kids.com/
クラブハリエ キッズ（CLUB HARIE KIDS）
http://clubharie.jp/kids/
高齢者向け
高齢者向け配色は「穏やかな、落ち着いた、柔らかい」といったような印象を与えるために彩度を落とした茶色や紫を使用した配色がよく使われています。
特に高齢者の方は見やすさを重視する部分があるため色の組み合わせ方には気をつけるようにしましょう。
愛愛やっちろ
http://yacchiro.jp/index.html
自然
緑や茶色系など自然の中で使用されている色を並べてみるとナチュラルな印象を与える配色となります。
「自然な、優しい、エコ」といった印象を与えるため農業系や建築・リフォーム関係のサイトなどに採用されていることが多いです。
上野にあるイベントの出来るシェアオフィス＆コワーキングスペース「いいオフィス」
https://iioffice.liginc.co.jp/
ビジネス向け
白をベースとして明るい色を使用することで「信頼感、清潔感のある」といった印象を与えることができます。
ビジネス向けの配色としては白＋青系、緑系といった色を使用することが多いです。
信頼感を与える色＋差し色を取り入れることで企業サイトに向いた配色になると思います。
クレジットカード決済 PayPal(ペイパル)
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/home
飲食関係
飲食関係のサイトは食品を美味しく見せるために赤やオレンジなど暖色系の色や野菜などを連想させる緑系を使用していることが多いです。
青や紫など寒色系は飲食店向けの配色ではあまり使わないようにしましょう。
カゴメ つくろう！My野菜生活 スムージーレシピサイト
http://www.kagome.co.jp/ys100/smoothie/01/
高級感
黒や紫、ゴールド、彩度の低い色を組み合わせることで「上品な、優雅な、エレガントな」といった配色をすることできます。
高級感といった表現でも、明度が高く、彩度の低い色を使用すると繊細で女性的な上品なイメージ、ゴールドに近い黄色系や濃い紫、緑を基調とすることでゴージャスな印象を与えます。
道後夢蔵 旅庵浪六
http://www.yume-kura.jp/
和風
深みのある赤や緑など彩度を落としたものを使用することで「落ち着いた、日本らしい、渋い」といった和風の印象を与えることができます。
伝統的なものを取り扱ったお店や和菓子を扱っているお店などのサイトに使用されることが多いです。
また、黒や白を使用することでモダンな雰囲気を表現することができます。
新潟県瀬波温泉 大観荘せなみの湯
http://www.taikanso.senaminoyu.co.jp/
いかがでしたでしょうか？
今回の記事でご紹介したのはほんの一部ですが、例えば女性向け配色といってもいろいろなパターンや配色があります。
どんなサイトであってもコンテンツを考えるのと同じように、ターゲットや業種を常に考えながらデザインすることが大切です。
是非これを機によりターゲットを意識して、配色について見直してみてはいかがでしょうか。それでは。
