2016.09.08 Thu

無駄なクリックを排除!マッチタイプを上手く使い分けよう ~検索キーワード広告のおさらい7~


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こんにちは、三輪です。
「おさらいシリーズ」の記事も、予定している12回のうち折り返しの7回目を迎えました。
少しは役立つ情報が提供できているでしょうか?
なかなか分かりづらい文章かもしれませんが、残りあと6回お付き合いください。

 

<とある日の業務にて・・・>

先輩: 今日は下のキーワードを[完全一致]+絞り込み部分一致で登録してください。
【キーワード】 トレーニングジム 大阪

: 承知しました
(さてと、Yahoo!とGoogleの管理ツールを使って、キーワードとマッチタイプを入力して、登録っと)
私: できました!

先輩: 確認します。・・・ダメです、「+トレーニングジム+大阪」では絞り込み一致になりません。二単語目の+の前に半角スペースが必要です。

: ・・・承知しました、修正します。
(はてさて、絞り込み部分一致で+をつけるのは覚えていたけど、半角スペースは忘れてた;そもそもマッチタイプについて、あまり理解できてないんだよなぁ・・・)

上記の間違いはちょっとした間違いかもしれませんが、場合によっては機会損失、余計な広告費の増加につながります。それほど「マッチタイプ」の設定は重要な要素です。

ということ、今回は「マッチタイプ」についてお話していきます。

■マッチタイプとは
マッチタイプとは、登録したキーワードと近い語句やフレーズで検索された際に、どの範囲に広告を表示するかを決めるための設定のことです。

例えば、「トレーニングジム 大阪」と検索する人に広告掲載するはずが、「トレーニングジム 宮崎市」と検索する人にも広告が出てしまっては、コンバージョンにつながらないクリックが増えて、広告費が高くなってしまう恐れがあります。

そこで、対策として「除外キーワードの設定」「広告の配信地域制限」、そして今回取り上げる「マッチタイプの設定」を行います。

■4つのタイプを上手く活用しよう
マッチタイプには、大きく分けて4つのタイプがあります。

ここで、先ほど登場した「トレーニングジム 大阪」というキーワードを例に、それぞれのマッチタイプのを表す記号や、そのマッチタイプで検索されるorされない検索語句の例を挙げていきます。
うる覚えだという方も、私と一緒に復習していきましょう。

(1)完全一致
一番広告範囲が狭いタイプです。
「登録したキーワード」と一致(表記ゆれ、誤字も含む)し、他の語句を含まない検索語句の場合に広告が表示されます。
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(2)フレーズ一致
「登録したキーワードそのもの(表記ゆれ、誤字も含む)」+他の語句を含む検索語句の場合に広告が表示されます。ただし、複数の語句からなるキーワードの場合、語順も一致しなければなりません。
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(3)絞り込み部分一致
順序に関わらず、「登録したキーワードそのもの(表記ゆれは可。類義語はダメ)」を含む検索語句の場合に広告が表示されます。
さきほどの私の入力した「+トレーニングジム+大阪」は、おそらく「トレーニングジム+大阪」というキーワードの絞り込み部分一致と認識されます。自分がしたいことと違う設定をすることになってしまいます。
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※一部だけ絞り込み部分一致にすることも可
例えば「+大阪 トレーニングジム」の場合、トレーニングジムの部分については「部分一致」の設定になっていますので、「大阪 トレーニングジム 安い」 「ジム 大阪」でも広告が出されます。この方法は、うまく使えば便利です。

(4)部分一致
いちばん広告範囲が広いタイプです。
順序に関わらず、「登録したキーワード(一部でも可。誤字、送り仮名の違い、多少の言葉のゆれ、関連性のある語句などもOK)を含む検索語句の場合に、広告が表示されます。
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※部分一致は、広告範囲が広くとれる一方で、関連性のある検索語句にも広告表示されるため、余計な広告費がかかるリスクもあります。
その対策としては、検索語句の変更やマッチタイプの変更、定期的に実際の検索語句(クエリ)をチェックして余計な語句は除外キーワードとして登録するという方法もあります。

 

■まとめ
いかがだったでしょうか?
ちょっとした違いが、大きな違いを生むこともあります。まずは、記号の使い方に注意しましょう。
そして、各マッチタイプを上手く活用して、機会損失は少なく、無駄も少ないキーワード登録を目指しましょう。そのためには、日々の検索語句チェックが非常に重要です。是非行いましょう。

次回は「広告の審査落ち」についてお話しします。お楽しみに!


 

WRITERこの記事を書いた人

三輪昇

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