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Twitterをビジネスで活用してみませんか?Twitterをゼロスタートする場合のポイント

Twitterをビジネスで活用してみませんか?Twitterをゼロスタートする場合のポイント

SNSの中でも、とびぬけて気軽に使えるのがTwitterではないでしょうか。ちょっと時間が空いたときにツイートできますね。スマホで毎日ツイートしまくっている方は少なくありません。

ところがTwitterを商業利用している企業・法人・団体は……増えたことは増えたのですが、使わずにスルーしたままの企業も多い模様です。

※Twitterにもときどき、タイムラインにいろいろな広告が出てきますね。宣伝やPRに使えることはよく知られているはずですが……他のWeb上の広告サービスと比べるとあまり広報効果が弱いと思われているのかもしれません。
あとは「なんとなくTwitterはじめたけど、たいして役に立たなかった」という話もけっこうあるでしょう。適当にスタートしてしまうと、Twitterもなかなか役に立たずに終わってしまいますね。

しかしTwitterは、広告を出稿する以外にも使い道があります。ビジネス面でどんな用途があるのか? 効果を出すためのポイントは何なのか? これらを一緒に振り返ってみましょう。

目次/このページでわかること

Twitterのビジネス利用、何がメリット?

リツイートで拡散しやすい

Twitterの最大の特徴と呼べるのが、この「リツィート」の機能でしょう。

Twitterは、タイムラインに出てきた投稿をフォロワーと共有できます(Facebookの「シェア」に該当する機能ですね)。このリツィートをうまいこと利用すれば、自社のアカウントの投稿をおおぜいのフォロワーに広めてもらえるのです。

Twitterのユーザは国内だけでも数千万に上ります。このため、リツィートが何度も重なると? 驚くほどおおぜいのユーザの目にとまることになるのです。

著名人のツイートであれば、投稿から数時間以内で数万人にリツィートしてもらえることだってザラ。自社アカウントの投稿をおおぜいのユーザに「拡散」してもらえたら、それは「バズった」ことになりますね。バズればニュース記事のネタにされるチャンスも出てきます!

Twitterにビジネスアカウントはない&アカウントをいくつも持てる

たとえばFacebookには、企業には企業のアカウントが用意されています。しかしTwitterには特にそのような仕組みはありません。その分、一般のユーザと同じように簡単にアカウントを作成できます。メールアドレスとパスワードを用意すれば数分で持てます。

Twitterのアカウントは費用もかかりませんし、ひとりが持てるアカウント数に制限はありません。メールアドレスをたくさん用意すればどんどんアカウントを持てるのです。1社で2種類以上のビジネスをやっているなら、ビジネスごとにアカウントを持つこともたやすいですね。

SNSによっては、1個人で持てるアカウントに制限がかかります。しかしTwitterにそのような決まりごとはありません。1名でいくつ持っても問題はありません。もちろん1社でたくさん持ってもOKです。そのため、目的に応じて使い分けることができます。

たとえば「会社全体の広報アカウントでひとつ、Aという事業でひとつ、Bという事業でひとつ、新たに開始したサービスのためにひとつ」なんて使い分けがよく実施されていますね。

日本人はとにかくTwitterが大好き! ターゲット客層の宝庫!

Twitterは、日本社会に深く根を下ろしたSNSと呼べます。
以下のデータからも、その裏付けを見出せますね。

【2019年最新版】SNS利用者数と各媒体の特徴まとめ
https://growthseed.jp/experts/sns/number-of-users/

Twitterは、世界全体でみるとSNSのトップではありません。

世界では、アジアから欧米まで、Facebookのシェア率がトップという国々が目立つのです。

日本では、LINEがナンバーワンなのですが……LINEは、普及している地域がまだ限られています。LINEも海外に進出しており、スペイン語圏や中東で普及しているとの情報がありますが、FBやTwitterと比べるとまだ見劣りがしますね。

というわけで、世界的なSNSの中で見るなら? 日本一のSNSはTwitterなのです。

それにTwitterは、若い世代の間でもそうではない世代の間でも流行っています。20代と40代の間で利用者が多いですね。その結果、30代以下と40代以上で比べると、シェア率が拮抗しています!

男女比も拮抗していて、バランスという点ではなかなか優れていますね。

ところで、そんなにもTwitterが日本で使われている理由とは??いろいろな指摘がありますが、ここでは2点ご紹介しましょう。

匿名で使用できる

たとえばFacebookやmixiは、本名で登録するという決まりごとがあります(守っていないユーザはけっこういますが……)。
しかしTwitterは、好きなハンドルネームで使ってかまいません。この点があるからこそ、日本人にとって「好きなことを好きなようにつぶやけて便利」なのではないでしょうか。

文字数制限

有名なことですが、Twitterには140文字という制限がありますね。
しかし日本語の場合、漢字と仮名文字を駆使すると1回ごとにわりと長文を投稿できるのです。しかしアルファベットしかない言語の場合、そうはいきません……これは「欧米等で、TwitterがFacebookほど浸透しなかった理由」と解釈したほうがよいかもしれませんね。

 

その他、他のSNSと比べたときに見つかるメリット

Facebookよりもカジュアルで親しみやすい

今の日本では、Facebookは10~20代の間では存在感がいまいちだといわれています。実際にTwitterやInstagramのほうが若い世代の間で親しまれていることは否定できません。

Facebookも気軽に投稿はできるのですが、いろいろな機能が集まっていますしシンプルではありません。TwitterやInstagramは必要最小限の機能で構成されていて、とにかく簡潔明瞭なのです。

Instagramと異なり、写真・映像と一緒に文章も投稿できる

Twitterは短文プラス写真・映像を投稿できます。商品の写真等をアピールしたいならInstagramのほうが歓迎されますが、やはり文章中心の情報発信をしたいときはTwitterを選ぶべきでしょう。

Instagramと並んで、Googleのような検索エンジン代わりに使われる機会が増えている

これは10代のような若い世代に目立つ特徴ですが、何か調べたくなったときにTwitterとInstagramの検索フォームを真っ先に使うというタイプが増えているのです。

Twitterを使うと、自社のためにどんな活動ができるのか?

では、Twitterでビジネス用アカウントをつくったときに選べる使い方を説明しましょう。

自社のアピール

やはり、Twitterの無数のユーザに対して自社の情報をできるだけお届けしたいところ。全然Twitterをビジネス利用したことがないなら、まずは自社のアピールや商品・サービスのPRを目指すのが妥当でしょう。

販売促進・ブランディング

情報発信から一歩進んで、売り上げにつながる施策まで行えるようになったらしめたものでしょう。
これは一朝一夕にはできませんが、見込みユーザをフォロワーとして大量に獲得できたらチャンスが自然とめぐってきます。

ユーザーサポートとしての活用

Twitterには「見知らぬユーザと簡単に絡める」という機能がありますね。

著名人のアカウントを見てもわかりますが、全然面識がない相手であってもいろいろな質問を投げたり、返信したり……という光景は日常茶飯事です。

というわけで、自社のサービスや商品に対するユーザの素朴な質問や疑問にお答えするために使うのもおすすめの使い方ですね。

市場調査・顧客の動向調査

Twitterは(見込み)ユーザの動向を探る」上でも役に立つでしょう。マーケティングで避けて通れないのが、顧客の希望や心理を探ることです。Twitterで検索したり競合他社のツイートやフォロワー層を調べたりするだけでも、かなりのヒントが出てくるはずです!

また、フォロワーと気軽に交流できるチャンスがいっぱいです。ユーザからストレートな意見をもらうこともできるわけです。

Twitterを企業が効果的に運用するコツ

さてTwitterの使途は、書いたように数種類に分かれるわけですが、活動に乗り出すにあたって気を付けたほうがいいコツを書いておきましょう。

コンテンツに魅力が必要

Twitterの投稿で、大事なことはフォローしてくれるユーザが求める情報を提供することでしょう。これは事業の性質によって変わりますし、商品・サービスの内容によっても変わります。各社内で、熟慮してツイートの方向性を決めていかないといけません。

比較的多くのビジネスに共通しているのは……、新しい商品等の情報の発信や、キャンペーン等の情報の発信でしょう。企業アカウントをフォローするユーザは、これらの情報を嫌がることは(価値の少ない情報を何度も発信するような真似をしなければ)まずありません。

タイムラインなので様々な時間に頻繁に更新が必要
タイムラインですぐに消えてしまうので、継続的にツイートする必要がある

SNSはタイムライン制がよく導入されていますが、Twitterもそのひとつ。したがって、フォロワーが増えるとひとつひとつのツイートはどんどん埋もれていきますね。

というわけで、おおぜいのフォロワーに注目してもらうには、ツイートの量は少ないとNGです。夕方から夜にかけて(TVでいうと、いわゆるゴールデンタイムが含まれると思われます)や昼休みの時間帯にツイートすると、おそらく見てもらえる確率は上がるでしょう。早朝の出勤時間も、電車やバスの中でスマホを見るユーザが多いためおすすめできますね。

 

とはいえ、更新頻度を上げることばかりに集中しすぎることも考えものです。同じ投稿を何度も繰り返したり、中身の薄い投稿を繰り返したりするとフォロワーに避けられてしまいます。
フォローを外されたりミュート機能を使われたりしないように、投稿内容の質を優先しましょう。

同じ投稿をするなら、ペースはよく考えてからにしましょう。確かに、大事な情報を発表したいときは……1回だけでは数多くのユーザの目にとまらないでしょう。そこで投稿を繰り返す理由も発生しますが、適度な間隔をつけて再投稿すべきでしょう。

 

検索で自社の投稿がヒットするような工夫をする

さて、インターネットはとにかく「検索」という機能を中心に発展してきました。Googleのような検索エンジンはもちろんですが、SNSも検索フォームが用意されていますね。したがってマーケティングを試みるなら、見込みユーザに検索を経由して集まってもらうように仕向けないといけません。

 

ハッシュタグの用途に関して!

SNSはどれも検索機能があると書いたばかりですが、通常の検索に加えてハッシュタグを用いた検索機能がTwitterにはあります(FacebookやInstagramあたりと共通していますね)。

ハッシュタグの使い方はとても簡単。「♯」のあとに、検索したい文字を続けるだけでOKです「#AAA」と入力して検索したら、140字以内に「#AAA」と入力された投稿が一覧となって表示されますね。

ようするにハッシュタグは、その言葉で検索するユーザに見てほしい場合に入力して利用するわけです。この機能はビジネス目的で使う場合も重要です。Twitterマーケティングに成功している企業は、商品・サービスのジャンルをはじめ、ユーザが使いそうなワードを上手に選んでハッシュタグ投稿をしているものです。

※ハッシュタグを使うだけで、全体的にユーザからの反応・エンゲージメントがよくなるという報告があります!
リツィートの数のほか、「イイね」の数やリプライの数も増えるという傾向があることは間違いないでしょう。

 

更新しやすいツイート体制を組む必要がある

コンスタントにつぶやく必要がある以上、担当者を決めたほうがよいでしょう。ただ1名だけでの管理には限界がありますし、交代制を選ぶほうが無難ではないでしょうか。

だからといって多人数で交代するのも問題があるかもしれません。交代するたびにツイートの趣向が、特にクォリティが大きく変わってしまうという事態は避けたいところですね。

そしてもう1点気を付けたいのは、担当者が退社した場合です。その場合はスムーズに引き継ぎを終わらせるようにするのがベストでしょう。

 

なお、自社でじゅうぶんな体制を組めないときは?

更新をする担当者なら1~2名くらいでもOKでしょう。
しかし、
・どんな方向性でツイートしていったらいいのか
・どんなどんなヴィジョンを持ったらいいのか
・どうやって効果を測定したらいいのか
このような作業をやれる人材がいない、そういう嘆きはよく聞こえてきます!

確かに、素人がいきなりこのような専門知識がいる業務を担当するのはハードなもの。 このようなときは、Twitterを用いたプロモーション等を専門にやっているコンサル企業に相談するのが安全でしょう。

 

できる範囲で、簡潔な投稿を目指したほうがよい??

Twitterは元来、文字数制限があります。ということは必然的に長文の投稿は避けることになりますが……
ただ140文字ギリギリの投稿ならOKということでもない模様です。ときどきなら長文の投稿をするのもいっこうにかまいませんが……、100文字以上となると、ユーザのタイムラインに出てきても「ひと目で、内容を把握できない」ということになるでしょう。

Twitterは時間をかけずに投稿したり読んだりできることが最大の持ち味。海外でも、100文字以内の投稿のほうがユーザからのエンゲージメントがよくなるという研究報告が出ていますね。

「10 surprising new Twitter stats to help you reach more followers」

http://thenextweb.com/twitter/2013/12/07/10-surprising-new-twitter-stats-help-reach-followers/

※なお、リンク・URLを一緒に投稿するときは長文になっても仕方ありません。この場合は、120文字以上になっても気にする必要はありませんね。

フォロワーが増えたら? 何かしてあげたほうがよい??

ユーザにフォローしてもらえたり、あるいは投稿をリツイートしてもらえたりイイねしてもらえたりしたら、何かの形でお返しをしたいところですね。

とはいえ、そのたびにいちいち丁寧な御礼を述べるのは無理があります。特にフォロワーがけっこう増えてしまったら、とてもそのようなことはやっていられないでしょう。

ただ、フォロワーがまだ少ないうちは、何かお返ししてもいいかもしれません。フォローしてくれた方のツイートを軽く読んで、何か手ごろな投稿をリツイートしてあげたりイイねしてあげたり……くらいのことなら、時間の許す範囲でやってもいいでしょう。

実際に、↓のようなニュース記事もありますね。
「企業の公式Twitterアカウントに、リツイート・返信されたら嬉しいユーザーは9割以上!」
https://webtan.impress.co.jp/n/2020/01/15/35058

Twitterをビジネス利用するときのリスク&注意点

すぐには効果が出ないことが多い

Twitterは即時性のあるWebサービスであることは紛れもない真実です。とはいえTwitterを使いはじめたからと言って、はっきりとした成果がすぐに出ることはめったにありません。

フォロワーを増やすだけでも日数がかかりますし、焦ってはいけません。うまくいっても数ヶ月はかかると思ったほうが無難でしょう。

炎上リスクを甘く見てはいけない

おおぜいのユーザに見られるのが目標……とはいえ、見る人が増えれば増えるほど、言動に注意しないといけません。

ささいなことがきっかけで、誤解を招いてしまうことが考えられます。それがこじれると「炎上」になります……Twitterは気軽につぶやくものですが、その分炎上のリスクはとても大きいと言わざるを得ません!

→というわけで、毎日のツイートにはコンプライアンス意識をもって臨むしかないわけです。
とはいえ、いちいちツイートする際に、その内容を審議するようなことをしていたらうまくいかないかもしれません。
これに関して万能な解決策はないでしょう。ただ、ルールづくりはするべきですし、随時そのルールを改定していく必要はあると思われます。

商業利用して成功した事例

この章では少しだけ、多人数のフォロワーの支持を受けてマーケティング等で成果を収めている著名なTwitterアカウントをご紹介します。

シャープ

シャープといえば、日本でトップクラスの電化製品メーカーでしょう(今世紀に入ってから、不幸なことに経営危機に瀕してしまいましたが……)。

しかしシャープ株式会社は、Twitterの運用では大成功を収めました。フォロワー数は現在、64万人に達しています!

自社のPR情報をコンスタントに出していることは言わずもがな。しかしそのほかにも、ユーザにとって役立ちそうな他の団体・他人の情報をよく拡散しています。また、フォロワーからの質問等にもなるべく答えるようにしている姿勢が素晴らしいですね。

株式会社タニタ

健康機器のセールスを目指す企業のTwitterアカウント。フォロワー数が30万をこえていますが、企業としての知名度は? ものすごく有名というほどではないかもしれません。

健康や美容、アンチエイジングというジャンルは企業間の競争が激しい分野です。その中で、Twitterフォロワーをこれだけ獲得しているのはかなりの実績。健康になりたいと思っている消費者の欲しがる情報を、自社のPRと一緒に上手に発信しています。

ちなみに、「今日聞きたい曲」といった自社のPRと全然関係のない話題も適度に混ぜています。この手のツイートに関しては賛否両論あるのですが、今のところフォロワーの過半数に受け入れられているものと推測できます。

無印良品

日本全国に、そして海外にも店舗を出して成功している無印良品。フォロワーは60万以上と、その企業スケールにふさわしい人数です!

無印良品のツイートでよく褒められているのは、Twitterだけでしか利用できないタイムセールの情報を出して消費者のハートをがっちりとつかんだ点です。自社のブランドイメージの向上と同時に、販売促進という方向でも大きな成果を出すことができたのです。

また無印良品はコンスタントに商品の情報を出し続けています。無印良品は以前から熱烈なファンがいることで有名ですが、ファンであるユーザは商品情報の投稿を見かけたらそのままリツイートする傾向があるのではないでしょうか? これは、たくさんの商品を持っている企業にとって、すごく参考になるポイントでしょう

DELL(アウトレット)

これは日本ではなく、海外になりますが……。Dell(Outlet)の英語圏のアカウントです。英語圏全体からフォロワーを集めているため、なんと100万を超えるフォロワーが集まっています!

そして売り上げも、英語圏全体から集まっているからか桁違いなのだそうです。なんと300万米ドルを上回ったとのこと!

Dellのアウトレット製品も、膨大な商品の数があるわけです。そのいっぽう、それぞれの製品のストックは豊富だとは限りません。いや、むしろ品数に限りがあって当たり前でしょう。

そのような商品の情報をその都度、ちょうど良いタイミングでツイートすることによって、うまくストックをさばくことに成功したのでしょう。これはライブ性の高いTwitterならではの強みですね!

番外編~アカウントをキャラクター化するという手があります!~

自社のアカウントをつくるとき、どんな口調・態度でツイートするべきでしょうか? オーソドックスなやり方は、企業の広報活動担当者らしく、です・ます調で節度を守って、誰に読まれても無難な投稿に終始することでしょう。

しかし、あえてそこから外れることも可能。何か特殊なキャラクターを名乗ってアカウントを新設するという手もあるわけです。

たとえば、熊本県庁が展開している「くまモン」というキャラクターをご存じでしょうか? 実はくまモンは公式のTwitterアカウントを持っています! 熊本県全体の魅力をPRするツイートをしているわけですが、ツイートの口調は、くまモンそのまま。それがそのままユーザに受け入れられており、なんと80万人以上のフォロワーを獲得しています!

※「うちはキャラクターなんて持ってないからムリムリ…」と、一瞬であきらめなくてもOK。
Twitterビジネスのために、キャラクターを新たにつくって展開している中小企業だって探せばけっこうあるのです。

キャラクター化のメリット

親近感を持ってもらいやすい

これが最大のメリットでしょう。オーソドックスな、です・ます調の広報アカウントも必要ですが、それよりも親しみやすい趣向を打ち出すことができます。親しみやすいアイコンや画像をデザインしたり、親しまれやすいツイートを考えたりできれば、ユーザの食いつきは俄然よくなります。

うまく運営できたら手軽な集客メディアとなる(SEOよりも運用コストが安い)

これは、どこまで自社内で作業を実施できるかで変わるのですが、フォロワーの関心をつかめるようになったら? そのフォロワーがリツイート等をしてくれるでしょうから、短時間でたくさんのユーザに情報発信できることになるでしょう。

また、その後の作業はローコストで済みます。SEOやリスティング広告より低予算でできるでしょう。

キャラクター化のデメリット

フォロワー数を稼がなければいけない

Twitterビジネスはとにかくフォロワー数しだい。この点はキャラ設定をするときもまったく同じ。したがってアカウント登録からしばらくの間は、フォロワー増加のためにありとあらゆる努力をしないといけません。

商品や企業の知名度によって変わる

これからキャラクターをつくる場合は、そのキャラを世間に向けて一生懸命にPRしないといけません。すでにキャラがあっても、世の中に浸透していない場合は同様です。

また、売り込みたい商品・サービスや自社の知名度・ステータスも重要な要素ですね。

とにかく、すでに世間で知られているほうが確実に有利になるわけです。

キャラの性格を詳細に設定・分析して、ツイート内容を決めなくてはならない

キャラの性格があいまいなままですと、ツイートしていくにつれてだんだんと矛盾が生じてしまいます。
できたら、キャラの性格を徹底に洗い出して、計画的にツイートの内容を決めていくほうが安全でしょう。

 

時間があるときに、ツイートの内容を大量にストックしておくと、だいぶ楽になります。

・そのキャラクターの性格に沿った口調でツイートを考える
・自社のPR、または目玉商品・サービスのPRになる内容をバランスよく混ぜる
・その他、見込みユーザが喜びそうな情報をバランスよく混ぜる

このようにしてある程度ストックしておいて、あとは「予約投稿機能」を利用するなどして定期的に発信できるようにするとよいでしょう。

もちろんただ予約しておくだけではいけません。予約した場合、その内容は必要に合わせて随時手を加えないといけません。何か急に発信したい情報が出てきたときは、それを優先させるような臨機応変な対処もしないといけません。

※まとまった量のツイートを用意したいとき、思い切って外注業者に依頼するという手があります。
これはどうしても費用がかかってしまいますが、自社内でまかない切れそうにないなら検討する価値のある手段となります。

 

人が変わっても対応できるように運用ルールを決める必要がある

さて、キャラ設定で特に怖いのは……担当者が変わってしまったときです! やはり担当者が変わると、キャラの口調が気付かないうちに不自然になってしまう恐れが強くなりますから。

引き継ぎ等は念入りにしないといけませんし、すべての準備に手間暇をかけるべきでしょう。

まとめ:フォロワーに喜ばれるツイートを、ビジネス用アカウントでするには

ビジネス目的でTwitterアカウントを準備したときのポイントとは?

・うまくいけば、一度に大量のユーザにリツイートされ、高いPR効果を出せる
・若い世代を中心にユーザが途方もなく多い! 特に若い世代向けのビジネスなら利用したほうが正解
・プロモーションからユーザサポート、マーケットの調査と用途が広い
・タイムライン制のSNSであって積み重ね型のメディアではない。ライブ感が強いため、更新のタイミングをよく検討して使うべき
・ハッシュタグをうまく使い、とにかく検索されやすい内容で投稿する
・コンスタントな投稿&そつのない投稿を実現できる更新体制を目指す。必要があれば外注も検討!
・親しまれるキャラクターでアカウントをつくったら、たくさんのフォロワーに親しんでもらえるチャンスがある
・炎上リスクと常に隣り合わせのため、コンプライアンスを守って投稿しないといけない

そういえば今は、SNSでばかり検索するユーザが増えている時代でもあります。Twitterの検索も、マーケティングを追求する上で大きなカギとなっていますね。

Facebook・Instagram・LINEといった他のSNSとうまく棲み分けしながら、Twitterで効果的なプロモーションを目指していきましょう。

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