お客様インタビュー

眠っていた6,000枚の名刺が、動き出した

─ 広告ゼロ・一人社長が、メールと顧客リストだけで成果を出す仕組み

ニッケイ・グローバル株式会社 大田 勉 様(社長のお金を守る専門家・ファイナンシャルプランナー)

約6,000名

眠っていた名刺を活用

10名超

有料セミナーの申込

数百万円

生まれた案件の手数料規模

広告費0円

広告を使わずに集客

机の引き出しや名刺アプリの中で、何年も手つかずのまま眠っている名刺。多くの会社が「いつか活用しよう」と思いながら、そのままにしています。

ニッケイ・グローバルの大田様も、かつてはそうでした。およそ6,000枚の名刺をお持ちでしたが、そこへ向けて何かを送ることは、ほとんどありませんでした。

ところが今、その名刺は「動くお客様リスト」に変わっています。広告は一切使わず、社長おひとりのまま、メールと案内ページだけで有料セミナーに10名を超える申し込みが入り、そこから手数料だけで数百万円規模の案件も生まれています。

何が変わったのか。大田様にお話をうかがいました。

まず、どんなお仕事をされているのですか

大田様:「社長のお金を守るファイナンシャルプランナー」として、会社と社長個人、そして社長のご家族に財産を残していく、資産を増やしていく、そのお手伝いをしています。もう33年ほどになりますね。

節税や相続のご相談、保険を中心としたご契約などで、これまでに数千件のお手伝いをしてきました。お客様は経営者の方やお医者さん、不動産のオーナーさん。それと、税理士さん・会計士さん・同業のファイナンシャルプランナーといった専門家の方々です。専門家向けには「お金を残す方法 55連発」という研修も続けてきて、その卒業生だけで1,000人くらいになります。トータルでは2,000名以上の方とお付き合いがあります。

大田様は、保険・金融のプロが目標にする国際的な表彰(MDRT)で、上位0.5%に22年連続で選ばれている第一人者です。

─ おひとりで運営されているのですね

大田様:はい。外部のパートナーと提携しながらの、一人社長です。60歳を過ぎてからは、あえて事務所も縮小して、なるべく多くを抱え込まない経営に移してきました。新規をがむしゃらに取りに行くというより、税理士さんなど信頼できる紹介先からのご相談を中心に回しています。

以前は、お客様にどうつながっていたのですか

大田様:これがお恥ずかしい話で。名刺アプリに6,000名くらいの名刺がたまっていたのですが、そこに対して何もアプローチしていなかったんです。

一度、LINEで見込みのお客様を囲い込む仕組みを作ろうとしたこともありました。専門のツールも契約して、入口の準備まではやったんです。でも、その先が続かなかった。

─ 続かなかったのは、なぜでしょう

大田様:結局、継続的に発信したり、フォローしたりというサポートがなくて。新しい情報を出して「LINEに登録してください」と誘導する、その一歩を自分で踏み出せないまま終わってしまいました。文章を考えて、何か仕込んで……という作業が、正直、自分には面倒だったんです。あまりまめなほうではないので。

メール配信も、ほとんどしていませんでした。「メルマガなんて開かれないだろう」という思い込みもありましたし、文章を一から作るのが億劫で。ホームページも古いまま、こちらから発信する方針そのものができていませんでした。

LINEの仕組みは、現在は完全に解約しています。

ジーニアスウェブを知ったきっかけは

大田様:知り合いのITコンサルタントの方からの紹介でした。

その方から「名刺交換した方が、その後ほったらかしになっていますよね。新規でガツガツいかなくても、こちらから継続的に情報をお届けする形を整えたほうがいい」と。ちょうどそのとき、補助金(IT導入補助金)が使えるタイミングでもあって、「今がチャンスだから、まずは名刺の管理だけでもやっておいたら」とすすめられたんです。

発信していくなら、見に来てくれる人もいるからホームページも差し替えたほうがいい、ということで、まずはホームページの作り替えからお願いしました。

「眠っていた名刺」が「動くリスト」に変わるまで

─ 6,000枚の名刺を、どうやって動かしたのですか

大田様:取り込みは、ほぼ丸投げでした(笑)。名刺アプリから書き出したデータを送っただけで、あとは全部やっていただいて。それが顧客管理の仕組み(Zoho CRM)に入って、メール配信(Zoho Campaigns)とつながりました。

─ 実際にメールを出してみて、いかがでしたか

大田様:いちばんありがたいのは、「赤を入れるだけでいい」ことです。

ジーニアスウェブさんが下書きを作ってくれて、私はそれに「ここはこう直して」と赤入れをするだけ。一から起こすのは、自分はあまり慣れていないし、得意でもないと思っているので。この形になってから、メールも案内ページ(Zoho ランディングページ)も、確認と手直しだけでどんどん回るようになりました。

─ 反応の一覧を見たときは、どう思われましたか

大田様:古い名刺なので、正直、反応なんてないだろうと思っていました。でも、思っていた以上に動いてくれたんです。

最初に出した「チェックリスト」の案内は、経営者向けと専門家向けに分けて配信しました。経営者向けは、ページを見に来てくれた方が1,188名、実際に「ほしい」と手を挙げてくれた方が58件。専門家向けでも22件。その後の11月のセミナー告知ページにも、900名近くが訪れてくれました。眠っていたはずの名刺が、こうして反応してくれる。これは驚きでした。

このチェックリスト(Zoho Survey)には、「会社の利益は上がっているか」「決算月」「役員報酬(社長の手取りの目安)」といった質問を入れ、ただ集めるだけだった名簿を、状態や関心度がわかる“質の高いリスト”へと育てる狙いも持たせています。

有料セミナーに、10名を超える申し込み

大田様:いちばん驚いたのは、前回の「手取りアップセミナー」です。これは有料のセミナーなのですが、申し込みページにそのまま決済(PayPal)をつないでもらって、10名を超える申し込みが入りました。

有料で2桁の集客は、簡単なことではありません。
研修会社を除けば、有料セミナーで10名以上を集められる会社は、私たちのお客様の中でもそう多くありません。大田様のリストとの相性の良さ、そして情報がお客様の困りごとにきちんと当たっていることの表れだと感じています。

そこから、どんな成果が生まれましたか

大田様:セミナーのあと、個別相談から案件につながったものが出てきています。

ある社長さんからは、手数料だけでも数百万円になる、わりと大きめの案件をいただきました。それと、久しぶりに参加してくれた税理士事務所では、職員さん52名を集めて勉強会をすることになって、そこから決算対策や事業承継のご紹介がぽつぽつ出始めています。こうした方は、こちらから発信しておかないと、なかなか向こうから連絡をくれないものなんです。だから、定期的に情報を届けられること自体がありがたい。

そして何より、業務の負担が確実に減りました。一人でやっていると、いろいろなことを抱えますが、面倒だったメールまわりを任せられて、自分は赤入れと「話すこと」に集中できる。これは本当に助かっています。

ジーニアスウェブ側では、メール配信や案内ページの作成だけでなく、解約したLINEの仕組みからお客様データを取り出してZohoへ移す作業、決済(PayPal)と申込者管理のつなぎ込み、セミナーに向けた逆算スケジュールづくりまで、運用チームが裏側で伴走しています。

AIは、どのように活用していますか

大田様:自前でいろいろ使っています。

音源(録音した話)がたくさんあるので、それを自動で短くまとめてもらったり、対談形式の音声にしてもらったり(NotebookLM)。図を入れたプレゼン資料の形にまとめてもらうこともあります。たとえば「会社と社長は一体」というテーマを、音声とPDFの資料にまとめて、メールでプレゼントしました。

毎月、税理士業界向けに記事を書いているのですが、それも自分の素材をAIに読み込ませれば(ChatGPT)、1年分くらいはさっと作れてしまう。自分が話したものがもとなので、よそのまねにもなりません。

─ これから期待されることは

大田様:Claude も、これから本格的に使ってみようと思っています。Zoho とかなり密につながると聞いているので、そこは楽しみにしています。

Claude と Zoho の連携は現在進行中です。あわせて、予約受付の仕組み(Zoho Bookings)や、会社と個人の資産戦略を診断するプログラム(Zoho Survey)も準備を進めています。

IT導入補助金は、大変ではありませんでしたか

大田様:私自身は、ほとんど何もしていません(笑)。

紹介していただいた行政書士の先生が、申請から後のフォロー、報告の時期のお知らせまで、全部丁寧にやってくださいました。私は、決算書など必要な素材を出すだけ。「なぜこれが必要なのか」という説明も、先生のほうでパターンをお持ちで、スムーズに進みました。

補助金は、取って終わりではなく、そのあとの報告も大事なんですよね。気づかなかったら、ほったらかしになっていたと思います。そこも連絡をくれるので、安心してお任せできました。

ジーニアスウェブが提案内容を事前に行政書士の先生と打ち合わせ、「この申請で通るか」を確認したうえで進めるため、社長の手間を最小限にできます。

これから、やってみたいこと

大田様:2か月に1回くらいのペースで、セミナーを続けていきたいですね。相続の話、最近だと認知症対策の話など、いくつかのパターンがあります。お客様は50代以上の経営者の方や、パートナーになってくださる税理士さんなどです。

仕事を無理に取りにいかなければいけない状況ではないので、肩の力を抜いて、気軽に情報発信を続けられたらいい。たとえば予約も、私が動ける火曜と金曜の決まった時間だけを開けておいて、お客様にそこから選んで予約してもらう。私は確認するだけ。診断やセミナーの案内は任せて、自分は話すことと、相談の1時間に集中する。そういう形が続けられるなら、無理なく続けていけると思っています。

どんな経営者に、この仕組みを勧めたいですか

大田様:顧客管理との連携ができるんだ、とわかったので、まさにその部分が手薄になっている経営者の方ですね。

忙しい経営者ほど、顧客管理まで手が回っていないものです。そういう、ある程度は任せて(外に出して)進めたいという方には、とてもいいと思います。私自身、それで助かっていますから。

編集後記

大田様の事例は、私たちがいちばんお伝えしたいことを、そのまま体現してくださっています。広告を使わなくても、人を増やさなくても、すでに持っている名刺とメールだけで、十分に成果は出せる。 大切なのは、眠っている資産を「動く形」に整えること、そして社長ご本人の手間をできるだけ減らすことです。

「うちにも、活用しきれていない名刺やお客様リストがある」。そう感じられた経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。

この事例で使った主な仕組み(参考)
  • 顧客管理:Zoho CRM
  • メール配信:Zoho Campaigns
  • お申し込み・案内ページ:Zoho ランディングページ(Zoho LandingPage)
  • アンケート・診断チェックリスト:Zoho Survey
  • 予約受付(準備中):Zoho Bookings
  • 決済:PayPal(申し込みページと連携)
  • まとめて導入:Zoho One
  • AI活用:NotebookLM(音声・資料の要約)、ChatGPT(記事・資料づくり)、Claude(Zoho連携を準備中)
  • 行政支援:IT導入補助金(行政書士が申請を代行)
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