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ハウツー動画で消費者ニーズに応えよう

こんにちは!夏ももうそろそろ終わりですね。今年は浴衣が着れなくて残念です。ちなみに私のアイコンは去年のもので、浴衣ではなく着物です・・・そういえば去年も浴衣着てませんでした!

さて、今回もスマホ動画についてお話したいと思います。(前回のスマホ動画についてのエントリー:TVとPCはもういらない?オンライン動画とスマホの切れない関係)われわれの生活のなかでスマホはかなりの影響力を持っています。細切れの時間のちょっとした意思決定をスマホに頼る瞬間・・・この瞬間を「マイクロモーメント」といいますが、そのなかでも、「三つ編みがしたい」「缶のふたを開けたい」など、「○○がしたい」からスマホに頼る瞬間には、スマホのハウツー動画が大活躍します。今回はこのハウツー動画についてです。

 

以前までは、自分ではわからない事、自分の知らない事を成し遂げるために、人に聞いたり、本を買ったり、あるいはカスタマーサービスに電話したりするなど、かなりの時間がかかっていました。しかし、今ではタスクを達成するにあたって、「動画を見ながら」行動する人が多いのです。67%のミレニアル世代が、学びたいものは何でもYoutube動画で探すことができると言っており、今年だけでもYoutubeのハウツー動画は北米で100万時間以上再生されているそうです。また、スマホユーザーの91%が、タスクをしながらアイデアを求めてスマホを見ているといわれます。

 

成功しているブランドはこの「○○がしたい瞬間」を見逃しません。特に、美容、料理、家事のカテゴリで、ハウツー動画がうまく使われています。

例えば、美容のカテゴリでは、「バレイヤージュ(流行のカラーリング)の仕方」「メンズのヘアースタイル」「パーティー用のヘアスタイル」などが人気となっています。

料理のカテゴリでは、ますます多くのミレニアル世代が料理番組をチャンネル登録しており、またその75%がモバイル端末で見ていると言われています。料理を簡単にする裏技やコツなどを扱ったものは、ミレニアル世代の4人に1人が参考にしています。

家事の場合は、「トイレ詰まりを解消するには」「壁紙をはがすには」「水道管の水漏れを直すには」など、絶えることのない悩みに関する動画が最もよく見られているようです。

 

消費者が「どうやって○○をするの?」と問いかけるとき、それは「問題解決を助けてほしい」というニーズの証です。そのため、マーケターは消費者が「○○がしたい」と思う瞬間を見つけ出し、それをコンテンツ戦略の中心に据える必要があります。

「○○がしたい」と思う瞬間は、消費者の興味・関心から探り当てることができます。いま、消費者は何に興味・関心があるのでしょうか?その興味・関心は自社の製品とどう関連があるものでしょうか? Google TrendsGoogle Consumer Surveysなどのツールを使って調べ、消費者の興味・関心に沿ったハウツー動画を計画しましょう。また、動画がターゲットに見てもらえたのか、彼らのパーセプションや行動にどう影響を与えたのか測るには、Google’s Brand Liftなどのツールを使って数字で効果を測りましょう。

 

モバイル端末で見ることのできるYoutubeを使ったハウツー動画を用意しておけば、消費者に必要とされているときいつでも寄り添って助けることができます。これに成功すれば、消費者のブランドに対するロイヤルティがあがり、売り上げにも貢献します。実際に、約3人に1人のミレニアル世代が、ハウツー動画を見て製品を購入したと言っているほどです。ハウツー動画を上手く使い、自社のマーケティングに活かしてみてはいかがでしょうか。

 

出典:think with Google