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LINE Ads Platformを1ヶ月間運用してみてわかったこと


こんにちは、仕田です。
いよいよ2018年がやってきました。東京オリンピックまであと2年。
できれば現地に行って直に開会式を観てみたいです。もちろん競技もですけど。

そう言えば、平昌オリンピックはもう来月ですね。4年に1度と言いながら夏季・冬季で実質2年に1度なのでものすごくサイクルが速く感じます。オリンピック大好きなので楽しみです!

今回はLINE Ads Platformについてお話します。

LINE Ads Platformとは


LINE Ads Platformは、今や知らない人はいないであろうソーシャルネットワーキングサービスLINEを提供している株式会社LINEが運営する広告媒体です。

LINEは年々順調に利用者数を増やしており、現在の日本の月間アクティブユーザー数は7,000万人を超えています。


(参照 :  2017年12月期第2四半期決算説明会)

そのLINEの広告 LINE Ads Platform(以下、LAP)を運用してみて感じたこと、気づいたことを書いてみようと思います。あくまでも私が運用してわかる部分のことしか書いておりません。細かい部分は割愛しておりますのでそこはあしからず。

LAPの配信面は現在LINEとHikeネットワークがありますが、Hikeネットワークは2018年1月31日で配信サービスを終了することがすでにLAPの「お知らせ」で発表されています。

私が代理で運用しているアカウントはLINE面のみで運用しています。

アカウントは、キャンペーン > 広告グループ > 広告 > クリエイティブ で構成されています。
LAPでは、広告文は「商品タイトル」 (※20文字以内) と「商品説明」 (※75文字以内) を入れることができます。

普段リスティング広告を運用している私のイメージでは、広告作成の際に広告文を入れる、という概念があったのですが、LAPの場合、広告文はクリエイティブに入れ込みます。クリエイティブには他に、画像や動画を一緒に入れます。

ちなみに、クリエイティブ画像や広告文をあとで編集することができません。広告に必要なクリエイティブをどんどん追加して増やしていく感じです。

よかった点


LAPで「これいいなぁ」と思った点は、管理画面でクリエイティブごとの数値を見ることができるという点です。
こんな感じです。
 

ほぼほぼ隠してるのでわかりにくいかもしれませんが、4つクリエイティブを作成しており、実際広告に使っているのはステータスが有効になっている2つのクリエイティブです。この画面を見ればどのクリエイティブがどれだけの数値をあげているのかがすぐにわかります。どんなクリエイティブが効果的なのかが比較的わかりやすいと感じました。

私が運用したアカウントは、1つのキャンペーンの中にターゲティングの異なる8つの広告グループ(※内2つはリターゲティング)を作成、そこに2種類のクリエイティブを使った2つの広告をそれぞれ設定しました。

ある程度の期間運用してみてクリエイティブ画面を確認すると、こんなにもimpもクリックも差があるんだ、と驚きました。もっと違うタイプのクリエイティブを増やして広告を作ると面白そうです。

広告の中にはクリエイティブ、遷移先URL、LP URLを入れます。Google AnalyticsでLAPの傾向を見るのであれば、遷移先URLにパラメータを付けることをお勧めします。

運用開始の際、パラメータを付けずにURLを登録していたのですが、 Google Analytics で「LINE」を確認することができませんでした。どうやらGoogleは、LINEを参照元として「social」とも「LINE」とも判断できないらしく、「direct」で表示してしまうようです。ちなみにメディアは「none」で表示されます。こうなると、本当にdirectで流入してきたものとデータが混ざってしまいます。そのため、下記のパラメータを遷移先URLの後に付けて、参照元は「LINE」 メディアは「cpc」と判別できるようにしました。

?utm_source=line&utm_medium=cpc&utm_campaign=●●

campaign部分は、広告グループをターゲティングごとで分けているので、どの広告グループかわかるようなものを入れました。

残念な点


ここは残念だなぁ、と思った点もあります。

ある日、午後3時頃だったと思うのですが、管理画面を確認したところ、広告が停止していました。

「んっ?何事?!」と思いよくよく見てみると、日次予算に達したため停止していたのです。

LAPは、キャンペーンの設定画面で月次予算と日次予算を設定します。これは現状、必須項目です。この設定予算に達すると自動で広告を停止します。
この設定があるおかげで予算超過は防ぐことができます。しかも、実際の設定金額の98%消化した時点で停止する仕組みになっています。
(なぜ98%なのかはわかりません。より慎重に慎重を重ねて、という感じでしょうか?ある意味親切かもしれませんね。。)

確かにありがたいのですが、午前0時が1日のスタートになるため、設定予算によっては午前中だけで広告が止まってしまう、ということもあり得ます。

私が運用しているアカウントは、できれば午後2時から夜10時くらいまでは最低でも動かしていたいので、これは困ったぞと思い、結局、朝の出勤時に広告を停止し、午後2時くらいに広告配信を再開する、という手段を取りました。こうすれば夜までもつからです。

キャンペーンの設定項目に「配信期間」があり、「開始日」と「終了日」を設定できるのですが、そこにそれぞれの時刻も設定できます。ですがあくまで、開始日の開始時刻設定と終了日の終了時刻設定のみです。



1日で終わる広告ならこれで設定すればOKです。でも1日しか出さない広告なんてなかなかないですよね。

でも実際に1日ごとにキャンペーンを作ってる方もいらっしゃるそうですが、それで1ヶ月運用したら30日分の キャンペーン を作らないといけません。
さすがにそれは面倒。。そしてきっと管理画面やレポートの数値が確認しづらくなる。。

ということで、私はやっぱり日々手動がいいです。

予算設定が月予算だけ、とか通算予算だけ、もしくはリスティングみたいに配信スケジュール設定ができるようになればなぁ、と期待しています。

もう1つ、残念というか、「え、ないの??」と思ったのが、複製機能です。

管理画面を隅々まで確認してみたのですが、キャンペーンも広告グループも広告もクリエイティブも、複製して作ることができません!全て新規作成ボタンから、ゼロからの作成です。私のようなものぐさ人間にはかなりシビアな状況です。

これもゆくゆくは追加して頂けると嬉しいなぁ、と日々考えています。

最後に


LINEは、他のSNSと違い、普段SNSにあまり馴染みがない50代、60代以上の世代の方々も多く利用しているツールです。
その層を取り込みたいと考えていたり、単純にサイト流入を増やすためのツールとしてもかなり影響のあるものだと思います。
実際にLAPを運用してみて少なからずそう感じる部分はあるので、価格的にも運用しやすくなった今、試してみるのもいいのではないでしょうか。
それではまた。