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広告運用において、WEBディレクターが心得ておかなければいけない4つの事


みなさんこんにちは。
ジーニアスウェブの加藤です。

気づけば業界に入ってはや2年が経ちました。

最近では広告運用を始めとするマーケティングに関わるディレクション業務を主に担当させて頂いています。

サイト制作におけるWebディレクターの仕事は、みなさんもどんな事をしているかなんとなくでもイメージしやすいかと思いますが、こと広告運用になりますと中々イメージすることも難しいかと思います。

なので、本日から数回に分けて広告運用におけるディレクションの事を記事にして行きたいと思います。

広告運用におけるWEBディレクターの役割って何?というところから、ディレクターとして大切にしておかなければならない事まで、
自分の主な仕事を振り返りながらお話して行きたいと思います。

広告運用ディレクターの仕事

基本的に制作であっても広告であっても、根本的なやる事に違いはありません。

仕事は沢山ありますが、PDCAサイクルになぞらえて説明すると大きく分けて以下の4つです。

1、企画・提案
→お客様へのヒアリング、提案書作成、広告シュミレーション、社内打ち合わせ.etc

2、構築ディレクション
→調査・分析・設計、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、キーワード選定、バナー制作アサイン、進行管理.etc

3、運用
→
クライアントごとの動向数値の把握、課題解決策の仮説を立てる

4、クライアントとの打ち合わせ
→効果検証、報告、課題解決提案

このように、クライアントと運用担当者と共にPDCAを回して行ってアカウントの最適化を図ります。

数値というデータ・根拠をもってお客さんとコミュニケーションを図る点が、制作におけるディレクションと異なる点になります。
※制作においても、データを元にお話しする事はあります。

広告運用と言っても、運用上で見えてくる数値を元にサイトの最適化やLP等の専用ページの制作が絡んでくるため、一概に広告の数値を見ていれば良いというものではありません。

WEBディレクターが気を付けなければならない落とし穴

数値を見て問題点の掌握、改善策の提案をするというのが広告運用におけるディレクターの主な仕事になります。

従ってCPAやコンバージョン件数、コンバージョン率等の費用対効果を見る上で主要な数値の把握が大切です。

しかし、ここにはディレクターが気をつけなければならない落とし穴が仕掛けられている事が多々あります。

毎日数値を見ていると、つい数値を深追いしすぎて問題を複雑に捉えたり、本質からそれてしまう事があります。

数値は悪化しているが実数は好調、反対に数値は良いが現場の成約件数が伸びていないなど、

訳がわからなくなり、まさにズボッとハマった泥沼状態。

こうした問題は打ち合わせしてクライアントの実情をヒアリングしてみると、改善すべき点が広告ではなく、現場の中にあったり予期せぬところにあったりします。

つまり、ディレクターが本当に見なければならないところはクライアントの現場(実際のお問い合わせ件数、成約件数、集客以外の問題点等)にあります。

これらのことから、以下の順番に沿って課題解決に向けてディレクションを行うことが必要になります。

1、クライアントの現場に対する理解
→商材、収益体系、営業体制、顧客管理体制等の把握。

2、広告数値の把握
→おおよその問題点の把握、仮説を立てる。

3、クライアントへのヒアリング・実数把握
→一度管理画面から離れる。

4、実数をもとに戦略を練る
→コンバージョンの件数や、CPAを見るのは当たり前、最終的には実数ベースで費用対効果を見る。

上記1、2、3、4を軸にクライアントや社内の運用担当者とコミュニケーション図る事が、課題解決に向けての近道にです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は広告運用におけるWebディレクターの業務の概要についてお話して来ました。

クライアントの業種や課題は様々ですが、どんな業種や業態にとっても広告によるWEBマーケティングは打てる策の一部です。
サイト制作、広告運用等のオンラインによる施策だけでなく、必要にであればダイレクトメール・パンフレット・小冊子・看板・FAXDM等、オフラインでのサポートも行います。

どの施策を用いる事がクライアントにとってベストなのか、総合的に見て判断する力がディレクターには要求されます。

次回以降、ディレクション業務を行ってきた中で、広告運用から派生した話や実際に起こったケース等の事例に見ていきたいと思います。

それでは。