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もう機械学習でマーケティングは当たり前? GoogleAdWordsのスマートディスプレイキャンペーン(SDC)を試したら思った以上に有能だった件

こんにちわ、ジーニアスウェブの横山です。
最近のGoogleAdWordsの新機能、アップデートのスピードが目まぐるしいですね。
一説では、Googleの中の人でも把握できていないほどとも・・・。
その中でも、2017年4月20日に正式ローンチした「スマートディスプレイキャンペーン(SDC)」は、
もうやらない手はないというほど、高機能です。
実際のテストしたデータとともに紹介できればと思います。

スマートディスプレイキャンペーン(SDC)とは?

ディスプレイ広告の一種です。
入札、ターゲット設定、広告作成を全自動化するという今までにない革新的な広告です。
手間と時間をかけずに、より多くのユーザーにアプローチして新たなコンバージョンを獲得できるというものです。
なぜ、自動化できるか?
一番の特徴として、GoogleAdWordsアカウント内のコンバージョンデータを元に自動的が働くようです。
なので、前提として、アカウントでのCVデータがある程度必要になります。
目安は下記とされています。

  1. 検索広告での月間CV100件
  2. ディスプレイ広告での月間CV50件

すごーく簡単にいうと、
アカウント内のCVデータをもとに、
入稿したクリエイティブを
CVの見込みの高いユーザーへ、googleが自動的に出してくれる
というものです。
いやーすごい機能ですね。

スマートディスプレイキャンペーン(SDC)の入稿方法や、バナーの表示のされ方は?

入稿にあたり必要なものは、主に下記の4点になります。

  1. 日予算
  2. 目標コンバージョン単価(以下:目標CPA)
  3. 着地URL
  4. クリエイティブ
    広告見出し(最大半角25文字):5つ以上
    説明(最大半角70文字):5つ以上
    画像(1200×628または1200×1200《推奨》):15枚以上
    ロゴ(1200×1200《推奨》):5つ以上

ターゲティング等が不要なので、入稿作業はとても簡単です。

クリエイティブは今回、試しに下記を入稿してみましょう。

入稿したクリエイティブがそれぞれ、ランダムで選定され、
マッチした広告枠に対してのサイズに展開されます。

例)

いままで個別のサイズで作成していたバナーも、
画像とテキストを入稿するだけでたくさんのサイズに自動リサイズしてくれます。いわゆるレスポンシブ広告ですね。
この機能も、バナー作成の時間を極端に削減できるといえます。非常に便利です。

平均CPA1万のアカウントにて、スマートディスプレイキャンペーン(SDC)でCPAを1/3にした事例

さて、ここまででスマートディスプレイキャンペーン(SDC)について、なんとなくお分かりいただけたと思います。
しかし、高機能が故に、気をつけなければいけないこともあります。

機械学習なので、前提条件&元となるデータがすべてを左右すると言ってもいいでしょう。

このあたりは、やはり機械学習、自動化といえど、人間の目でみてやるしかないです。

少し事例を紹介しましょう。

■前提
GoogleAdWordsにおいて

このようなアカウントです。

ちょうどCVデータも条件を満たし、通常のリマーケティングのパフォーマンスが悪化している状態だったので、
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)を試すことになりました。

■初動結果

(目標CPA設定) 1,000円
(期間) 3日
(掲載結果) インプ 42,296
費用 2,853円
CV 3
CPA 951円
CVR 1.88%
CPC ¥18

目標CPA1,000円に対して、CPAがなんと 951円。
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)すげー。

でもあれ、初動にしては素晴らしいですが、
いかんせん露出が少なすぎる。。。いくら良くてもこのボリュームだと雀の涙状態で、とても有効な施策には。。。

ということで、目標設定を CPA1,000円からCPA10,000円に変えてみたところ、このような結果に。

■設定変更後

(目標CPA設定) 10,000円
(期間) 3日
(掲載結果) インプ 1,067,566
費用 78,043円
CV 22
CPA 3,547円
CVR 2.88%
CPC ¥102

もう少し比較してみると、

(比較)
インプ 約25倍 (42,296→1,067,566 )
費用 約27倍 (¥2,853→¥78,043)
CV 約7倍 ( 3→ 22)
CPA 約4倍 (¥951 → ¥3,547)
CVR +1% (1.88% → 2.88%)
CPC 5.6倍 (¥18→¥102)

CPAは上がりましたが、まずインプレッションの差がすごいことに。
ともなって、CVは約7倍に。

びっくりするくらい結果が変わりました。

何が問題だったかというと、初動の設定でCPA1,000円という設定が良くなかったんですね。
欲を出してCPA1,000円とかにしていまったわけです。
スマートディスプレイキャンペーン(SDC)は、この目標CPAの設定がとても重要です。
目標CPAに制限をかけすぎると、ちょっとでも効果の合わないところには出ないようになるんですね。そうするととボリュームがかせげなくなるわけです。

いかがでしたでしょうか?

スマートディスプレイキャンペーン(SDC)はとても賢く、簡単で今後スタンダードになるでしょう。(もはやなっているとも言えますか)
高機能が故に、先述にあるとおり、
「前提条件と目標設定」をカギであり、数値を見極めてコントロールすることが必須です。

もしまだ実施していない方はぜひお試しください。