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「求人・採用」問題の妨げとなっている「思い込み」とその具体例

こんにちは。香川です。
ほんとしつこいですよね。寒波。

のっけから倒置法を使いたくなるぐらいしつこいですよね。
今週末も、うららかな陽気とはならず、冷え込みが厳しいようです。
体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、今回のテーマは、本ブログでも度々テーマに上がる”採用・求人”についてです。

くどいようですが、”採用・求人”に関する問題は尽きることがありません。
特別目新しいものでなくとも、少しでも有益な情報があれば何度でも取り上げさせていただきたいと思っています。

先日、とある採用セミナーに参加してきました。
セミナー名等は控えさせていただきますが、セミナー参加者のリアルな声を聞かせていただく中で、改めてどの企業も”採用・求人問題”で苦しんでいると再認識させられました。

今回は、そのセミナーで学んだ内容を一部ご紹介させていただきます。
ポイントは「思い込みを捨てる」という点にあります。

では、まず根本的な考えからおさらいすることにしましょう。
現代の”採用・求人問題”を考える際、”前提”として下記のことが言えます。

・市場の人材不足は加速する一方である
・手間と費用をかけなければ問題は解決しない
・人材不足時だけでなく長期的に問題に取り組まなければならない

これらの内容は、現代の問題において”当たり前の前提”となっています。
そこに、さらに付け加えていただきたい”前提”が、「応募者の基準も変化している」ということです。

企業が人材を選ぶように、応募者も企業を選んでいます。
しかし、その選ぶ基準の最優先事項が、休日や勤務時間などの私的な理由になってしまっているのです。

つまり、「仕事は二の次だ」と考える人が増えてしまったということになります。
一昔前だと考えられない事でしょうし、「けしからん」と怒る経営者も多いのではないでしょうか。

しかし、それらの感情や先入観は今すぐ捨てなければなりません。
時代に沿った動きをしなくてはならないのです。

これらをふまえた上で、今一度皆さんにご確認していただきたいことがあります。

・どういう人材が欲しいのか?
・どのように募集するのか?
・どのぐらいの費用をかけるのか?

採用に関するお悩みは様々ですが、これらの確認作業を行った上で求人対策を行う必要があるのではないでしょうか。
と言うのも、採用がうまくいかない理由には「思い込み」が大きく関係しているからです。

では、どのような「思い込み」があり、どのような影響をもたらしているのか、順に見ていきましょう。

 

どういう人材が欲しいのか?


いくら人手不足と言えど、多くの場合、「誰でもいいから即採用」という訳にはいきませんよね。
「せっかく入社したは良いが、全く使い物にならない」ではお話しになりません。

一方で、能力が高く一生懸命働いてくれる社員であっても、すぐに退職されてはたまりませんよね。

そこで、企業にとって有益な人材とは何か、今一度社内で明確にしておいた方がよいのではないでしょうか。
絶対などという言葉はありませんが、確度という点では上げておく必要があるのです。

応募者は、基本的に面接では嘘をつくということを意識しておかなければなりません。
言い方は少し悪いですが、とりあえず就職したいと思っていい格好をすることが多いのです。

後で振り返ったときに退職理由がどうであれ、採用担当者が応募者を「思い込み」で判断し、採用してしまったのかもしれませんよね。
「この人は我々の意志を継ぐ人だ」などの勝手な「思い込み」は失敗を招く要因となり得るのです。

 

どのように募集するのか?


欲しい人材が明確になったところで、その人材を確保する為には、どのようなアクションを起こせばよいのでしょうか。
この点については、正解などはなく、様々な媒体を駆使しなければなりません。

大手の求人媒体を利用するという「思い込み」をまず捨てる必要があります。

Web媒体であれば、自社サイト、自社広告の作り込みが必要になってくるでしょう。
もちろん、スマホサイト化は必須ですし、求人だけの独立したサイトも必須かもしれません。

しかし、せっかく自社サイトが充実していても、それを見る人がいなければ意味を成さないという事実が待っています。

そこで必要なことが、広告の運用になります。
リスティング広告やSNS広告を運用し、少しでも認知を進めるべきではないでしょうか。

Webに限らず、紙媒体もまだまだ捨てる訳にはいきません。
折込チラシやボスターなど、手段はいくらでもあるのです。

「思い込み」に縛られず、柔軟に対応することが大事になってくるでしょう。

 

どのぐらいの費用をかけるのか?


広告にかけられる予算は、予め決められているかと思います。
ここで言う広告とは、商品やサービスの為の広告のことでしょう。

しかし、ここで声を大きくして言いたいことがあります。
最早、求人は顧客を獲得するのと同等、つまり求人は集客を行うことと同じと認識してください。

通常、商品を売るために広告費としてコストを投じることがあると思います。
その要領で、求人広告費も算出しなければならないのです。

無鉄砲に多額のコストを費やせばよいという訳ではありませんが、求人に費用をかけるなんて馬鹿らしいという「思い込み」が機会損失を招く危険があるのです。

 

まとめ


このように”採用・求人問題”において、「思い込み」は多大な影響を与えているのです。
タダでさえ難しい人材確保を、少しでも改善する為にこれらの確認と対策が必要なのではないでしょうか。

その上で、「社内で意識の統一」「採用活動の強化」→「面接の確度を上げる」ことで成果が上がるのではないでしょうか。

かく言う我々も日々、試行錯誤しています。
採用ページも一新する予定ですのでまたお伝えさせていただきます。
それでは。