2018.01.04 Thu

案件を成功に導くためのプロジェクトマネジメント – 基本概念

明けましておめでとうございます。
本日より始動します。ジーニアスウェブの横山です。
つい昨日までスノボに行っていたので若干の筋肉痛+5時起きで新年のSTART切ります。
本日は、プロジェクトマネジメントについて、ふれたいと思います。

プロジェクトマネジメントの歴史

プロジェクトマネジメントその歴史は古く、そもそもはじまりは1950年代、アメリカの国防総省(ペンタゴン)によって概念化し、
ミサイル開発等の軍事プロジェクト、宇宙ロケット開発などの宇宙プロジェクトで本格導入が始まったそうです。
ITやウェブ制作などにも応用されるようになったのは、1990年初頭とも言われています。
日本においては、ITやウェブ制作にかぎらず本格的に注目が集まったのは2000年代。
こう見ると、日本はプロジェクト後進国とも言えます。
発祥が欧米ですし、欧米と日本では、プロジェクトに対する前提条件に違いがあるので、
ある意味しかたないのかもしれません。

そもそもプロジェクトとは?

■プロジェクトの定義
NASA (米航空宇宙局)は「相互に関連するタスクから構成され、多くの組織が参画して実施される3年以下程度の期間の活動」と定義する。またプロジェクトマネジメント協会は「独自の成果物、またはサービスを創出するための期限のある活動」としている。ここでタスクとは「ひとつの組織、グループ、個人が実行する短期的な活動」を意味する。

■プロジェクトの特徴
プロジェクト活動には以下の特徴がある
明確に定義された目標
必ず開始時点と終了時点がある
永続的でない一時的な組織が担当する
1人のリーダ(プロジェクトマネージャ)と複数のメンバーから構成される
目的達成のための予算が与えられる
いくつかの工程から成り立つ
ライフサイクルの各段階で必要資源が変化する
予期できない事態が発生することがある
後工程ほど変更・修正の困難度が増す

■プロジェクトマネジメント活動が成功する条件
期限内に
予算金額内で
期待レベルの技術成果のもと
割り当て資源を有効活用して
顧客が満足する状態で完了する

引用:Wikipedia

上記の概要は、ITやウェブ開発に限定されたものではなく、
国家事業などのプロジェクト、建設、製造、ソフトウェア開発などの含む幅広いプロジェクトに共通する概念です。
なんだか壮大な感じですが、
もう少し簡潔にまとめると、
プロジェクトマネジメント=プロジェクトの成功
とも言うべきでしょうか。
プロジェクトを成功に導くため、プロジェクトの最終着地にいくまでに必要なすべてを管理する。
逆に言うと、品質・納期・コスト管理だけをすることでもありません。
タスク管理、進捗管理だけでもないのです。
例えば、品質・納期・コスト管理、タスク管理などは、プロジェクトを成功に導くための工程やパーツのひとつなのです。

プロジェクトマネジメントの知識体系のスタンダード「PMBOK(ピンボック)」

■概要
PMBOKガイドは、国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系(ガイド、手法、メソドロジー、ベストプラクティス)であり、建設、製造、ソフトウェア開発などを含む幅広いプロジェクトに適用できるプロジェクトマネジメントの基盤を提供する[1]。
PMBOKガイドはプロジェクトマネジメントの専門用語とガイドラインを提供する書籍である。PMIが監修し、英語版のほか、アラビア語・中国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語で発行している。最新の第5版(英語版)は2013年1月に発行された(日本語版は、2014年2月に発行されている)。
上記の通り、文書化と標準化され、知識体系として、
すでに確立されています。
ではそのまま私たちのようなウェブのプロジェクト、マーケティング活動のプロジェクトにそのまま当てはめれば良いのか?
というとクエスチョンマークです。
プロジェクトマネジメントやPMBOK(ピンボック)は、国家事業などのプロジェクトなどが前提になっています。

引用:Wikipedia

上記の通り、文書化と標準化され、知識体系として、
すでに確立されています。
ではそのまま私たちのようなウェブのプロジェクト、マーケティング活動のプロジェクトにそのまま当てはめれば良いのか?
というとクエスチョンマークです。
プロジェクトマネジメントやPMBOK(ピンボック)は、国家事業などのプロジェクトなどが前提になっています。

国家事業などのプロジェクトとウェブのプロジェクトは何が違うか?

そもそも予算規模が違う
関わる人数、組織数が圧倒的に違う
工程数が圧倒的に違う
期間も違う
etc…
単純にプロジェクトの規模が違うといってしまえばそれまでですが、
プロジェクト規模大きくなればなるほど、リスクも比例して大きくなります。
火星探査プロジェクト と 100pほどのサイトリニューアルプロジェクト は随分と違いますよね。
何が言いたいかというと、私たちのような業種での、プロジェクトマネジメントは、
知識体系そのまま転用は現実的にそもそも不可能で、
もっとシンプル化したり、限定したり、カスタマイズが必要ということです。

当社の場合のプロジェクトマネジメント

当社では今年度より、プロジェクトマネジメントを本格導入する予定です。
プロジェクトマネジメント本来の概念は踏襲しつつ、ある程度限定して運用しながら1〜2年かけて確立をできればと思っています。

■当社でのプロジェクトマネジメントの一例
・スケジュール、マイルストーン管理
・最終成果物策定
・タスク管理
・リソース管理
・工数管理

もちろん、プロジェクトの内容や規模によって、内容を変えたり、途中で軌道修正ができるよう、
柔軟にできることを前提にしています。
プロジェクトマネジメントはわたしにとって今年の重要なテーマのひとつなので、
また定期的に記事化できればと思います。
それでは。

WRITERこの記事を書いた人

横山祐樹

横山祐樹

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

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