2017.10.27 Fri

読み手に頭を使わせない!共感してもらえるライティング法


こんにちは。ジーニアスウェブの山田です。

日当たりの悪い部屋に住んでいるので、朝晩とても寒く感じます。
ペットの金魚が寒さに弱いので暖房をこまめにつけていますが、飼い主は暑がりなのでそのうちゆでダコになりそうです。
鼻血の出し過ぎには注意しないといないです…

 

秋口〜冬になると、学生さんたちは「履歴書」を書くことが多いかもしれません。
今回は、履歴書作成時に使える「スッキリとした文章を書いて、読み手に共感してもらいやすい文章」のポイントについてお伝えします。

商品紹介も自己アピールも、「そのものの良さ」を分かってもらいたいから書く。
履歴書だけではなく他の文章にも応用が効きますので、確認していきましょう。

 

目に浮かぶように書く


一般的に、文章は「理解」と「共感」を求めて書く役割があります。
なので、読み手に「イメージして、理解してもらう」必要があります。

抽象化された文章だけでは、共感することは難しいです。
人は具体的なイメージを思い浮かべることができた時に、そこに感情移入して共感します。

(例)
私は高校時代に、とても良い先生と出会いました。大変熱心で、情熱的な方でした。私は先生から、たくさんのことを学びました。それゆえに今の私があるのです。

どうでしょうか。
この文を見た時に「先生はどんな人か?」を想像しやすいですか?
教育熱心な人なのは分かりますが、大抵の先生は教えることに熱心だと思います。

「50代半ばに差し掛かった、小柄な先生でした」
「その先生は教育実習を終えてすぐに赴任した、初々しさがある女性でした」

このようにどんな雰囲気か、外見か、その先生がどんな人かを書くと、イメージがつきやすいですね。
書いている本人には「あの先生のこと」を書いているとわかりますが、大抵の読み手はあなたのことを知りません。
抽象的なイメージを具体的に書けば、全員が共通認識を持ちやすくなります。

 

具体的なエピソードから入る


「私の長所は粘り強い性格で、一度やろうと思ったことは最後まで諦めずにやり通します」

よく履歴書などの自己PR文に、「自分は◯◯な人間です」と書き始めることが多いです。
ただ、よく考えてみると面接官や履歴書を渡す人は「初めて会う人」なので、「自分はこういうやつです」といきなり言われても、「そうなんだ!」と共感が得られにくいです。

「私は小学生のときからずっと水泳を続けており、現在も水泳部のキャプテンとして大会に出ています」

この文章だけで、「ああこの人は持続力がある人なんだ、粘り強いんだな」と理解してもらえます。
その人しか書けないエピソードで、書き出しでがっちりと心を掴むことができます。

 

読み手に押し付けない


先ほど「その人しか書けないエピソードを書く」と言いましたが、気をつけないといけないことがあります。
一番望ましいのは「事実」を淡々と、それでいて目に浮かぶように書き、「理解」してもらうことです。
読み手から「素晴らしい」と自発的に感じてもらうことで、スッと入りやすい文章に変わります。

(例)
私は先生から多くのことを学びました。その先生がいたからこそ、今の私があります。先生は担任を持って1年目の若い女性でしたが、 生徒一人一人に向き合い、とても感動しました。

(改)
先生は担任を持って1年目の若い先生でしたが、生徒一人一人に向きあって接していました。私は先生から多くのことを学びました。その先生がいたからこそ、今の私があります。

文章の並びを変えました。
上の文章は事実の中に、「〜学んだ」「今の私がある」「とても感動した」と混ぜています。
下の文章は、事実を先に言い、最後に「自分が感じたこと」として添えました。
全体的に改編した文章はスッキリしていませんか?

また、履歴書では自分を褒めちぎらないのもポイントです。
よく「私は〜できます」を連発しがちですが、「何の出来事」があって、「何を学び」「何の能力があるか」を提示することが大切です。

 

いかがでしたでしょうか?
ちょっと文章を気をつけるだけで、スッキリとした印象を持ちやすくなります。
文字の書き方でも多少は「その人となり」が分かるので、イメージアップに繋げたいですね!
それでは。

WRITERこの記事を書いた人

山田

大阪オフィスからお客様のサポートを行います。 サーバー関連の業務なども従事しています。

大阪オフィスからお客様のサポートを行います。 サーバー関連の業務なども従事しています。

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