2017.07.05 Wed

ディレクターと社内マネジメント兼務の私から見る 「会議やミーティングなどで議論が反れたと感じた時、煮詰まった時、迷った時」のシンプルな対処方法

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夏も近づき、フェスシーズンがついにやってきましたね。

去年はFuji Rock&SUMMER SONICのフルーコースでしたが、
今年はSUMMER SONICのラインナップが個人的には微妙で、
Fuji Rockは日程の関係上都合がつかず、国内2大フェスにはいけそうにないので、

9月のりんご音楽祭を狙ってるジーニアスウェブの横山です。
(りんご音楽祭は国内メインですが、なかなかマニアックなラインナップが揃うので個人的にはオススメです。長野開催です。)

さて、本日は、ディレクターと社内マネジメントも兼務している私から見て、
社内会議やクライアントとのミーティングにおいて「議論が反れたと感じた時、煮詰まった時」の対処方法をお伝えしたいと思います。

ディレクターをやっている人やマーケティング担当者、web担当者、販促担当者などの方には、おすすめできる内容かなと思います。

難しい内容は一切ありません。シンプルな内容です。

会議や打ち合わせなどで困るときってどんな時?

社内会議、制作会社や広告代理店などの外注先との打ち合わせ、営業・提案など、様々な会議や打合わせを行う場面があると思います。
会社規模、担当部署、職種などに関わらず、それぞれ複数人との議論はビジネスにおいて、避けて通れないことですよね。
会議や打ち合わせなどで困るときってどんなときでしょうか?

  • 沈黙が長くなる
  • 途中で議論がそれたりする
  • 上司や取引先など切迫した空間で舵取りができない
  • 提案してみたけど、否定された
  • 複数人が参加し、色んな意見が出たのはいいものの収拾がつかない

etc…
誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?

私もいまだにそのようなケースに出くわしますし、
うまくいかず反省するときも多々あります。

私が気を付けているのは、非常にシンプルなものです。

なんらかの議論をする場があるということはなんらかの目的があるから機会が存在する

会議や打合わせなど、議論をする場があるということは、
それぞれの担当者や会社にとって都合や事情はありますが、なんらかの目的が存在します。
例えば、

■社内業務改善会議
→業務改善 = 効率化を図る = 収益性を上げたい

■web制作や広告などの打ち合わせ
→どんなサイトを作るか? or どんな広告を出すか? = 問い合わせを増やしたい = 売上を上げたい or 事業を拡大したい

など、議題はケースバイケースですが、その裏には、なんらかの目標や目的があるのではないでしょうか?
目的があるのはわかっていてもそれぞれに事情によって、
本来の目的から外れた議論になってしまったり、
目的を知らない人の意見が出てきたり、
感情論で話が出てきてしまったりと、
複数人で議論をすると、どうしても出てきてしまうんですよね。

言い方は悪いですが、
知識やスキル、経験が少ない人がいる場合は、そのようなことがよく起きます。

特に、私たちのようなweb制作会社、広告運用代行など、webマーケティングの打ち合わせなどは、

受託する方の担当者がスキル不足の場合は問題ですし、
お客様も、制作やwebマーケティングの専門家ではないので、時折、間違われることもあります。
(間違いかどうかは非常に線引が難しく、断言はできませんが)

そのようなケースでは、やはり専門家としての意見はしっかり持つべきですね。

  • こうした方が良いのでは?
  • このやり方とこのやり方があります。それぞれメリット・デメリットは◯◯です。どちらがよろしいですか?
  • 私たちのこれまでの経験上、おすすめはできないですが、それでもよろしいですか?

ただし、webマーケティングなどの専門家であっても、その事業や業種の専門家ではないです。
だからこそちゃんと議論をするべきですし、場合によっては衝突もおきます。

そんなときには原点である目的・目標に焦点を当てることで取捨選択、意思決定がしやすくなる

たくさんの意見がでると、
収拾が付かなくなり、会議や打ち合わせ途中に

  • 「あれ、この会議ってなんでやってるんだろう」
  • 「決めたいのはこのことなんだけどなー」
  • 「いやいや、それはあなたの感情じゃないか」
  • 「意見は出たのはいいけど、どれを決定事項にしたらいいの?」

となった場合、指揮者であるディレクターや決定権のある担当者などは、

結論を出さないといけません。

そんなときは、シンプルですが、

「目的、目標」に再度、焦点に当てると、

そこからがスムーズに意思決定が進む、というのがわたしの中での答えであります。
会議を円滑にするための◯◯など、小手先のテクニックはもちろんたくさんありますが、

それでも、泥沼に入ることはあります。

ある程度意見が出たところで、勇気をもって切り出しましょう。

「様々な意見ありがとうございます、さてたくさんの意見が揃ったところで、本プロジェクトの目的である◯◯に対して、何を誰がいつまでに行なっていくか決定していきませんか?」
「◯◯さんのご意見は〇〇なのですが、確かにそうかもしれませんが、
今回のProjectの目的が問い合わせ数を増やすことなので、いまは◯◯よりも◯◯を優先してみてはいかがでしょうか?」
「あなたの意見はもちろん重要なことなんだけど、本来の目的は◯◯だから現状の議論とは別の問題じゃないかな?」

そうすることで一度リセットされ、そのあとの進行がスムーズになったり、
話がより具体的に進んでいったりします。
やはり重要なのは目的であります。

目的に反れていなければ優先すべきであり、その場で決定できないのであれば、

「この件は今すぐに解決ができないので、一度持ち帰らせていただいてもよろしでしょうか?」
「この件は今すぐに解決ができないので、次回の宿題としましょう」

など、取捨選択もしやすくなります。

延々と議論だけしても何も決まらないですからね。
注意するべきは、

「目的がそもそも間違っている」ケースです。

これの場合は、いくら議論し、決定していったとしてもどんでん返しを喰らいます。
その場合は、上司や経営者、周りに相談してみるのもいいと思います。

重要なのは目的で、意見やアイデアは手段でしかない。目的を論理的にするためにわたしが使っているフレームワーク

たくさんの意見がでると、どんなひとでも少なからず混乱したり、迷いが生じます。
わたしも多々あります。

そんなときは、目標から再定義するとスッキリします。
わたしのおすすめのフレームワークをご紹介しておきます。

■古代ギリシアの哲学者「アリストテレス」の三段論法

この「三段論法」は、古代ギリシアの「アリストテレス」が唱えた、物事を論理的に思考するためのフレームワークとして、
一般的に用いられている法則になります。

有名な例が下記です。

【大前提】:全ての人間は死すべきものである。
【小前提】:ソクラテスは人間である。
【結論】:ゆえにソクラテスは死すべきものである。

結論を導くために(結論を論理的に捉えるために)、大前提、小前提と、前提情報を加えます。

まぁ上記の例文だけみてもわかりづらいですが笑
目的と手段に置き換えてみましょう。

【大前提】:目的は◯◯だ
【小前提】:目的を達成するための手段は▲▲だ
【結論】:ゆえに、▲▲を行うべきである

手段=▲▲は、目的という大前提が明確になっていると、論理的に解釈できるというイメージです。

シンプルな考え方なので、迷ったときは、「三段論法」に当ててみると、すごくスッキリするかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

つらつら書いてますが、考え方はシンプルなので、とっつきやすいのではないかなと思います。

複雑な時こそ、シンプル化すると、意外とすんなり思考が進むので、
わたしはそのように考えるようにしています。
あれこれ考えすぎても仕方ない時ってけっこうありますからね、、

よければお試しください、

それでは。

WRITERこの記事を書いた人

横山祐樹

横山祐樹

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

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