2016.01.15 Fri

ホームページのリンク先がわかりにくいと感じる問題点

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ごきげんよう皆様、押川です。
ここ数日一段と寒い日が続いてますね。暖冬と言われるくらいでしたので、今の時期はこの寒さだったよなぁと、改めて気象の異常性が認識できる日々です。
雪とは縁遠い地域ですので、北国の方々は大変だろうなぁと感じております。

さて、今回はHPを訪問したユーザーが、分かりにくいと感じるリンクの問題点を少し上げてみようと思います。
ユーザーを誘導するために必要な「リンク」。こちらを読んで、自分の所は大丈夫かな?っと見直すきっかけにしていただければ幸いです。

HPを閲覧するユーザーの中には、自分の欲しい情報が乗っているか確認するためにざっと流しで内容を斜め読みする方がいます。
そして、ページを斜め読みする中でリンクテキストを拾い読みしますが、内容がわからないリンクテキストはユーザーに負担をかけるため、具体的で重複しないリンクテキストが望ましいです。

ユーザーは、リンク先を見るためにリンクをたどります。リンクテキストがなかったり、不適切だったりすると、リンク先が何なのかわからず、ユーザーはそのリンクをたどってよいのか判断できなくなってしまいます。
それでは、よく見るけれど考えてみると問題になりそうなリンクを上げてみましょう。

・ラベルがないリンク
リンクにラベルがつけられていないと、リンク先が何なのかわかりません。
例えば、画像の一部をクリック可能にしている場合、ボタン表示など押せそうな見え方になっていれば、そこにカーソルを合わせるのでリンクであることは分かりますが、ただの画像だと、ラベルが併記されていなければリンクだと把握することは難しいですね。
また、URL単体でリンクにしている場合でも同じ問題が起きます。ずらずらと並んだURLの文字の羅列から、リンク先が何なのか分かる人は少ないでしょう。ユーザーにとって既知のものや、URLのドメインからリンク先を推測できる場合などもあるかもしれませんが、大抵そうでない場合がほとんどでしょう。

・「こちら」リンク
リンクにラベルがついていても、ラベルからリンク先が推測できないことがあります。
「ここ」「こちら」といったリンクテキストはよく使われると思いますが、大体が前後の文脈を把握しないとリンク先が全く推測できませんね。
斜め読みして素早く自分の目的の場所に行きたいユーザーの場合、こういったラベルが並んでしまうと、ユーザーはリンク先を判別できず、必要な情報がないと誤認してしまう可能性があります。

・「もっと読む」「詳細」リンク
これらもさっきと同様によく使われるラベルですが、このリンクを単独で抜き出すとよくわからないですよね。
直前の内容を読まないと、リンク先がどんなものか把握できないため、リンク一覧を表示する機能を使用された場合、リンク先が判別できません。特に、このようなラベルは記事一覧ページで大量に使われることが多いため、リンク一覧を表示した際に問題が起こりやすくなります。

・別形式へのリンク
文中にリンクがあり、その後ろに(PDF版)(Word版)などのリンクが提示されている場合があります。本体のリンクテキストがわかりやすいものであっても、その後ろの「(PDF版)」「(Word版)」といったテキストは、単独で取り出すと意味がわからなくなってしまいます。
特に、リンク一覧で表示したとき、「(PDF版)」「(Word版)」といったテキストが並ぶとリンク先の判別が難しくなりますね。

では、これらの問題を解決する方法ですが、ズバリ『リンク先が推測できるテキストをリンクに含める』です。
要は、ユーザーがじっくりそのページを読み込もうが、斜め読みでざっくりと読もうが、パッと見で「こういうリンクですよ」というのが分かってしまえば問題ないのです。

例えば、『リンクにリンク先のタイトルを加える』
リンク先のコンテンツに適切なタイトルある場合、それをそのままリンクテキストにするともうそれだけで一目瞭然です。
「詳細」のようなリンクですと「当社のサービスの詳細」のようにすると、リンク先の内容がわかりやすくなります。

cat88-20160115_1※マイナビより

または、『文中リンクを外に出して独立させる』という方法もありますね。
長いテキストの文中にテキストリンクが含まれている場合、「ここ」「こちら」などの単語をリンクにしてしまうと、前後の文脈に依存した文章になりやすいでしょう。
この問題を避けるため、リンクは文章の外に出して独立させましょう。そうすることで、視覚的に流し見したときにもリンクが見つけやすくなるというメリットがあります。「(PDF版)」「(Word版)」といった別フォーマットへのリンクを伴うケースについても、リンクを文中から出してしまえば、全てのリンクにタイトルを書いても冗長に感じられなくなります。
この手法はブログや記事ページのサイトに良く見られますね。

cat88-20160115_2※Yahooニュースより

いかがでしたでしょうか。ちょっとの工夫で大事なリンクを流されず、ユーザーの目的に沿った認識で把握させることができそうですよね。
視認しやすいリンク設定でユーザーのアクションを起こしやすいサイトを心がけましょう。

WRITERこの記事を書いた人

郡 詩織

宮崎でWeb制作の何やかんやしている者です。 地元に骨を埋めるため、日夜活動しています。

宮崎でWeb制作の何やかんやしている者です。 地元に骨を埋めるため、日夜活動しています。

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