2016.05.27 Fri

3つの差別化軸から自分の強みを見つけよう。

muuyan-blog08

皆さんこんにちは、有村です。

仕事というのは7日(1週間)のうちに5日出勤します。
それだけ働いていると、いろいろな悩みもあるかと思います。

「スピードが遅い(効率が悪い)」
「スキルが足りない(知識不足)」
「部下の相談を解決出来ない」

しかし、これら全てを兼ね備えている人というのはそうそういません。

話は変わって、自社のサービスの「強み」「差別化」が何かを考えた時、大体3つの内のどれかに分類すると言われています。
そしてこの3つは企業のサービスのことだけでは無く、個人の「強み」「差別化」にも当てはまるそうです。

今回はその3つの軸から自分がどう働いていけば、先ほどの悩みが楽になるか考えてみました。

 

3つの差別化軸とは?


 

  • 手軽軸 近い。速い。安い。
  • 商品軸 圧倒的技術力。他に無いオリジナルのサービス。
  • 密着軸 お客様の希望に可能な限り応える。

この3つの軸の名称は、佐藤義典氏という方が考えた言葉だそうです。

これをラーメン屋さんで例えると以下のような感じでしょうか。

手軽軸
味は普通だけど、出てくるのが速くて、安い。
競合は「吉野家」や「マクドナルド」とかになりそうです。
商品軸
お値段は高いが、材料が高級で味は格別に旨い。
競合はもしかしたら少し高級な「フランス料理」屋になるかもしれません。
密着軸
席に座って「アレ」というだけで注文出来る。
競合は地域に密着した「定食屋」でしょうか。

ラーメン屋という同じジャンルでも、お客様がそれぞれの店を選ぶ理由が変わってきます。
そして、そこで働くスタッフの接客態度もそこにあったものとなるべきです。

  • 時間がかからないから入店したのに、店員の接客が丁寧過ぎるとイライラするかもしれません。
  • 高級なお店で働くスタッフが慣れなれし過ぎると、雰囲気にそぐわないです。
  • 地域密着で実家のような安心感を売りにしているのに、回転率を求めるのは正反対です。また、自社の強みを決める時に、3つの軸から2つ以上選ぶのは良くないとされています。

    お客さまが自社を選ぶ理由が何かをしっかりと見極めて、「強み」「差別化」を見極めましょう。

     

    自分の「強み」「差別化」は何か?


     

    3つの軸を個人に当てはめてみましょう。

    • 手軽軸 フットワークが軽く、急ぎの仕事を手軽に依頼出来る。
    • 商品軸 高い技術力で解決出来なさそうなものを頼める人。豊富な知識。
    • 密着軸 なんでも相談しやすく、気配りができる人。

    自分の会社に当てはまる人が思い浮かぶのでは無いでしょうか?

    また、自分がこのどれに分類するか考えてみてください。

  • 隣の人より自分に依頼される仕事量が多いと感じたら手軽軸ですね。
  • 他の人では解決出来ない事を任されたら商品軸でしょう。
  • 凄く些細な事でも色んな人から相談されたら密着軸です。このように考えると、冒頭の様な悩みが少しは楽になりませんか?
    「スピードが遅い(効率が悪い)」
    圧倒的技術力で頼りにされているかもしれませんよ。
    「スキルが足りない(知識不足)」
    膨大なタスクをすぐ終わらせてくれるので、あなたがいないと仕事が回ってないかもしれません。
    「部下の相談を解決出来ない」
    仕事効率の良さ、ストイックさが部下の信頼を得ているのかも。

    3つの軸から2つ以上選ぶのは良くないと先ほど言ったように、これら全てを極めるのは不可能に近いです。
    なので、現在の自分がどの軸に当てはまるかで働き方を考えてみると面白いかもしせんね。

    この考え方があるだけで、スタッフを見る目も変わって来ると思います。
    「あの人は○○なとこはダメだけど、○○に優れているよね」といった具合に。

    だけど、1つ勘違いしたらいけないのが、あくまで他の人との「強み」「差別化」なので、他の軸がおざなりになるのはダメです。
    他の2つが平均点は無いと、そもそも仕事が出来ないのでご注意ください。
    これは企業の「強み」「差別化」も一緒です。

WRITERこの記事を書いた人

有村径太

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