2018.12.04 Tue

漢字の使い方でイメージが変わる。ライティング基礎【漢字とひらがな】


こんにちは。ジーニアスウェブの山田です。
本や資料を読んでいるときに「なんか読みづらいな」と思うことはないですか?
漢字の量や文章が長いと、読み手に「つらい」と思わせてしまいます。

今一度、漢字とひらがなの使い分けについて振り返ってみましょう。

 

漢字とひらがなの持つイメージをうまく使う

漢字が多く使われている文章、ひらがなが多く使われている文章。
あなたはどんなイメージを持ちますか?

漢字が多いと「堅苦しさ」や「仰々しさ」を感じませんか?
評論、論文、公的文書など、漢字は「強さ」を伝えます。

一方ひらがなは、どこか「やわらかい」雰囲気を持ちます。
絵本、公園の看板など、漢字とは対照的なイメージがありますね。

ビジネスシーンでよく使うフレーズも、漢字とひらがなとでは伝え方が違います。

先日はお招き頂き、誠に有難う御座いました。
or
先日はお招きいただき、誠にありがとうございました。
予めご了承下さいます様、宜しく御願い致します。
or
あらかじめご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

どちらが優しいイメージを持ちますか?
上の「有難う」「宜しく」などは、少し硬い雰囲気がありますね。
このように漢字とひらがなのちょっとした違いで、文章のもつイメージが変化することがわかります。

 

同じ文章でも、使い方によってはイメージが変わる

とある女性に以下のセリフを言われたとします。

「わたし、あなたのこときらいじゃないわ」
「私、貴方のこと嫌いじゃないわ」

いかがでしょうか。
上はどちらかというと子ども(若年層)、下は大人が話しているように感じませんか?
同じ内容でも、漢字の使い方で「伝える側のイメージが変わる」ことがあります。

この例文だけでも、8通りを作ることができます。

わたし、あなたのこときらいじゃないわ
わたし、あなたのこと嫌いじゃないわ
わたし、貴方のこときらいじゃないわ
わたし、貴方のこと嫌いじゃないわ
私、あなたのこときらいじゃないわ
私、あなたのこと嫌いじゃないわ
私、貴方のこときらいじゃないわ
私、貴方のこと嫌いじゃないわ

なにより大事なのは読みやすく、伝わりやすい簡単な文章を心がけることです。
これらのルールを日々意識していると、メールの文章作成やビジネス応対でも役立ちます。

 

まとめ

どこまで漢字で書くか、ひらがなで書くかの書き分けは、結構難しいです。
送る前にワンクッション置くことで、堅苦しい文章は回避できます。
参考にしてみてください。

WRITERこの記事を書いた人

山田

大阪オフィスからお客様のサポートを行います。 サーバー関連の業務なども従事しています。

大阪オフィスからお客様のサポートを行います。 サーバー関連の業務なども従事しています。

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